＜赤ちゃんの諦め方＞【前編】「今の経済状況では第2子は難しい」という旦那。私だって諦めたいけれど

みなさんのご夫婦では「子どもを何人もつか」をどのように決めましたか？　旦那さんとの意見がぴったりと合えばおそらく大きな問題はないでしょう。しかし夫婦間での考えが割れてしまったら、話し合いは難航することもあるかもしれません。さてママスタコミュニティに「第2子の諦め方を教えてください」とややショッキングなタイトルのトピックが立てられました。一体どのような内容なのでしょうか？

2人目が欲しいのに……旦那から「今はダメ」と言われた

どうやら投稿者さん夫婦は、家族計画の考え方について意見が合わないようです……。

『私も旦那も2人目希望の意思はあるものの、旦那が「今の状況では子どもは1人のほうが安心だと思う」と言い出しました。私は旦那の家業を手伝うために、仕事を辞めて嫁ぎました。お金を稼ぐ環境や住む環境を変えることはできないので、状況に不安を感じていても挽回できる術はありません。30代も中盤なので「状況が変わってから」なんて悠長なことも言っていられません』

投稿者さん夫婦はお互いに「子どもは2人ほしい」と考えているようです。その点では意見が一致しているものの、旦那さんは経済的な状況から「今は2人目を考えられない」と判断した様子ですね。投稿者さんは家業を手伝っているため「私が働きに出てお金を稼ぐ！」と言うこともできず、反論の術がないのだそう。旦那さんの言う「経済的な状況が変わったら考えよう」という意見を100%受け入れることができず、悶々としている投稿者さん。妊娠や出産には年齢的なタイムリミットがあると考えているからこそ、焦る気持ちが抑えられないのでしょう。

『第2子を諦められません。時間が過ぎるのも怖いです。もちろん諦めるのも正しい選択だったと将来には思えるかもしれないけど……。30代後半くらいになったら、「もう今から産むのは大変かも」って諦められるのでしょうか？』

もし旦那さんが「経済的な不安はあるけれど、一緒に頑張ろう」と言ってくれたら、投稿者さんが思い悩むことはないのでしょう。投稿者さんは「このモヤモヤを抱えたまま時間だけが過ぎていくのは耐えられない」と考えているのではないでしょうか。「時間が経てば諦められるでしょうか」との言葉に、やるせなさが滲んているようにも見えますね……。

「後悔したくない！」産む選択をするママたち

モヤモヤを抱える投稿者さんに、ママたちからは「本当に後悔しない？」と念押しするようなコメントが寄せられました。

『今の投稿者さんの感じだと、2人目を産まなかったら一生後悔するかもしれないよ。それでもいいの？　たとえ今諦められたとしても後悔は残るかもしれないし』

『諦める必要なんてなくない？　後悔したときには産めないかもしれないんだよ』

『産むのはタイムリミットがあるから、私なら後悔しないように産むけどね。人生一回きりだし後悔しない選択をしたいよね』

「何歳まで」という明確なタイムリミットはないとはいえ、年齢が上がるにつれて妊娠や出産のリスクが気になってしまうものかもしれません。投稿者さんがもう少し年齢を重ねて自分でタイムリミットを感じたときに「やっぱり産んでおけばよかった……」と後悔しないでほしい、とママたちは考えたようです。

きっと不安のない出産なんてない！

『2人目を妊娠したら、あとは頑張っていくしかない。みんなそうしていると思うよ。先のことを考えたらキリがないよ』

「みんながみんな準備万全な状態で2人目を迎えるわけではない」と話したママもいました。もちろん経済的、体力的、そして環境的にも問題のない状態でお子さんの誕生を待つ家庭もあるでしょう。しかしすべての家庭がまったくの不安要素なく出産を決めるか……と聞かれたら疑問が残るのではないでしょうか。何かしらの問題がありながらも、「それでも子どもが欲しい」と授かる家庭も決して少なくないのかもしれませんね。

『私、子どもは絶対1人だけと決めてたのに2人目産んだよ。2人目を産まなかったら一生後悔すると思った。「何で産まなかったんだ」って後悔するくらいなら産んだほうがいいよ』

実際に悩みながらも2人目を迎えたと話すママもいました。こちらのママは「産まなかったら絶対に将来後悔する」という強い考えのもとで決断を下したようですね。

旦那さんと家族計画での意見が合わず、悶々と悩んでいる投稿者さん。タイムリミットがあると考えてしまうと、焦ってしまうのは当然でしょう。しかし本当に諦めきれないのであれば、旦那さんの気持ちが変わるのを待つのではなく、今一度話し合ってみる方がいいかもしれません。

後編へ続く。

文・motte　編集・荻野実紀子　イラスト・マメ美

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