デ・リフトのバイエルン移籍に備え…ユーヴェ、後釜にパウ・トーレスらをリストアップか

ユヴェントスはオランダ代表DFマタイス・デ・リフトの退団に備え、数名の後釜候補をリストアップしているようだ。17日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

　現在22歳のデ・リフトは、2019年夏にアヤックスから移籍金7500万ユーロ（約105億円）でユヴェントスに完全移籍。ここまで公式戦通算117試合に出場している。

　そんなデ・リフトに対しては、バイエルンが今夏の獲得に強い関心を示している。同選手とバイエルンはすでに年俸1200万ユーロ（約17億円）の4年契約で個人合意している模様で、同クラブのオリヴァー・カーンCEO（最高経営責任者）も、「デ・リフトはバイエルンに来たがっている」と発言。残すはクラブ間の合意のみとなっている。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙によると、バイエルンは移籍金6000万ユーロ（約84億円）＋ボーナス1000万ユーロ（約14億円）のオファーを提示したようだが、“ビアンコネリ”は要求額からかけ離れているとしてこれを断った模様。最低でも移籍金8000万ユーロ（約112億円）＋ボーナス1000万ユーロを要求するようだ。

　そんななか、バイエルンは16日、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキを5000万ユーロ（約70億円）で売却することでバルセロナと合意に達した。これにより、バイエルンがデ・リフト獲得のオファーを増額する可能性が現実味を帯びている。ユヴェントスはなるべく早くデ・リフトの後釜を確保するため、すでに複数の候補者を見つけているようだ。

　同紙が候補者として名前を挙げたのは、トリノのブラジル人DFブレーメル、ビジャレアルのスペイン代表DFパウ・トーレス、アーセナルのブラジル代表DFガブリエウ・マガリャンイス、パリ・サンジェルマンのフランス代表DFプレスネル・キンペンベ、モナコのU−21フランス代表DFブノワ・バジアシーレら。ただ、ブレーメルはインテル、キンペンベはチェルシーとの争奪戦が予想される。また、ビジャレアルはパウ・トーレスの移籍にオープンであるものの、移籍金に5000万ユーロほどを要求すると見られている。