DFの補強を目指すミラン、トッテナムDFタンガンガの獲得を検討か

ミランが、トッテナム所属のイングランド人DFジャフェット・タンガンガの獲得を検討しているようだ。19日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

　現在23歳のタンガンガは9歳でトッテナムの下部組織に入団し、2019年9月にトップチームデビューを飾った。ここまで同クラブで公式戦43試合に出場している。

　そんなタンガンガに対し、ミランが関心を寄せているようだ。ミランは以前から、今夏の移籍市場でDFの補強を望んでいると伝えられている。一部では、オランダ代表DFスヴェン・ボトマンの獲得が濃厚とも報じられていたものの、金銭面の条件で折り合いが付かず、結局ボトマンはニューカッスルに加入。また、先日にはイタリア代表DFアレッシオ・ロマニョーリの退団も決定したため、ミランは現在DFの獲得に向け選手のリストアップを急いでいると伝えられている。

　報道によると、タンガンガ側とミラン側との交渉はすでに進行中とのこと。近日中にも、ミランの幹部とタンガンガの代理人との間で話し合いが行われる予定となっており、交渉がさらに進展する可能性もあるようだ。イギリス紙『ミラー』は、トッテナム側はタンガンガの売却は望んでいないものの、レンタル移籍は容認する構えを見せていると伝えた上で、同選手の今夏のミラン移籍の可能性も低くはないと指摘している。

　トッテナムは今夏、積極的な補強を進めており、ディフェンスラインにもフランス代表DFクレマン・ラングレやU−21イングランド代表DFジェド・スペンスなどの即戦力を獲得している。トッテナムでは熾烈なスタメン争いが予想されることから、タンガンガが他クラブでのプレーを選択する可能性も決して低くはないと予想される。果たして移籍は成立するのだろうか。