トッテナム、6人目の補強はフロント主導…コンテ監督「クラブが望み、私が同意した」

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2022年07月20日 17:24  サッカーキング

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スパーズに加入したスペンス [写真]=Tottenham Hotspur FC via Getty Images
19日にミドルスブラからトッテナムへの完全移籍が発表されたU−21イングランド代表DFジェド・スペンスは、フロント主導の補強だったようだ。トッテナムを率いるアントニオ・コンテ監督のコメントをイギリスメディア『アスレティック』が伝えている。

 スペンスは現在21歳の右サイドバック。2021−22シーズンはノッティンガム・フォレストに期限付き移籍すると、右ウイングバックのレギュラーとして同クラブの24シーズンぶりとなるプレミアリーグ復帰に貢献した。活躍が評価され、イングランドのプロサッカー選手協会(PFA)による2部チャンピオンシップのベストイレブンにも選出された。

 今夏の移籍市場で注目株の一人となったスペンスは、早い段階でトッテナムへの移籍が確実視されていたが、トッテナムとミドルスブラのクラブ間交渉は長期化。“スパーズ”はお家芸のハードネゴシエーションで移籍金の減額に成功し、固定額1250万ポンド(約21億円)+ボーナス最大750万ポンド(約12億円)と報じられる取引をまとめることに成功した。

 コンテ監督はスペンスについて、「スペンスはクラブによる投資だ」とコメント。「クラブが獲得を望み、私がOKと言った。クラブが彼の獲得を決断した」と語り、フロント主導の補強だったことを明かした。また、「彼は若いが、素晴らしい選手、私たちにとって重要な選手になれる素質を見せている」と、同選手の成長に期待を寄せている。

 昨年11月からチームを率いるコンテ監督の下、今季のチャンピオンズリーグ出場権を獲得したトッテナム。今夏の移籍市場ではスペンスのほかにも、クロアチア代表MFイヴァン・ペリシッチ、イングランド代表GKフレイザー・フォースター、マリ代表MFイヴ・ビスマ、ブラジル代表FWリチャーリソン、フランス代表DFクレマン・ラングレを獲得する大型補強を敢行している。コンテ監督はそんなクラブの野心にも言及した。

「クラブは私にはっきりと、重要な成果を達成した、そしてこれからも成長し続けたいと言ってくれた。野心を持って一緒に成長していきたい」

「私の目標は、競争力を高めることだ。他のチームがトッテナムと対戦するとき、怖がるとまではいかなくとも、少し心配になるようにすることが目標だ。それから、選手たちが一緒に野心を持ち、もう一歩踏み出すことが必要となる。選手たちはもう一段階上のレベルに行かなければならない。私たちは若いチームだと思う。トッテナムで3年、4年一緒にプレーできる選手がたくさんいる。そして、一歩一歩成長し、最後には重要なことを勝ち取るために戦うんだ」

「今この瞬間、私はトッテナムに残れてとても幸せだ。この選手たちと一緒に、このクラブと一緒に仕事ができてとても幸せだ。問題はないし、ピッチの外でもクラブと一緒に素晴らしいグループを作ろうとしている。今、私たちの目標はただひとつ、同じ方向を向いて進んでいくことだ。ダニエル(・レヴィ会長)とも、ファビオ(・パラティチ編成部長)とも、うまくいっていると思う」

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