アーセナルが生え抜きのFWサカに契約延長をオファー…合意なら給与は最低でも2倍に上昇か

アーセナルがイングランド代表FWブカヨ・サカとの契約延長をオファーしたようだ。22日、イギリス紙『デイリー・メール』のサミ・モクベルとエイドリアン・カジュンバ両記者が連名で報じている。

　報道によると、アーセナルとサカの現行契約は2024年6月末までの残り2年で、同選手を巡ってマンチェスター・シティなどが関心を強めているとのこと。それを断ち切るためアーセナルはサカとの契約延長交渉を加速させ、現在の年俸364万ポンド（約5.9憶円）の倍額となる給与を保証したオファーを正式に提示したと伝えている。

　現状で合意には至っておらず、チャンピオンズリーグ（CL）でプレーする野心を持つサカが、このオファーに対してどのような反応をするかは不透明。だが、アーセナル側は生え抜きのスターとの契約延長に自信を持っていると報じている。

　現在20歳のサカは、アーセナルの下部組織出身。2019年1月1日のフルアム戦でプレミアリーグデビューを果たすと、2019−20シーズン以降はチームのレギュラーポジションを掴む。左サイドバックやウィングバックなど様々な場所で起用された時期を経て、右ウィングにポジションを固定された2021−22シーズンはキャリアハイのリーグ戦11ゴール7アシストを記録し、2シーズン連続となるクラブ年間MVPに輝く。また、自身初のプレミアリーグ最優秀選手候補8人にもリスト入りした。

　ローン移籍の経験すらなく、完全な“ワンクラブ・マン”としてアーセナルで躍動するサカ。クラブ側としても、“ヘイル・エンド”出身のヤングスターを当然留めたいところだろう。