セインツがマンCから今夏2人目の獲得？　ターゲットは“デラップ砲”息子のFWか

サウサンプトンが、マンチェスター・シティのU−23チームに所属するイングランド人FWリアム・デラップの獲得を狙っているようだ。23日、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が自身の『Twitter』で伝えている。

　報道によると、サウサンプトンはデラップを今夏のトップターゲットとして見ており、獲得に向けて1600万ポンド（約26億円）の正式オファーを提出。しかしながら、このオファーはマンチェスター・Cに却下され、合意には至らなかったようだ。現時点で、再オファーを提出するのか、交渉から撤退するのかは不明となっている。ちなみに、サウサンプトンはすでにマンチェスター・CからU−21ベルギー代表MFロメオ・ラヴィアを獲得しており、デラップまで加入すると、今夏2例目の「マンチェスター・C→サウサンプトン」という取引が実現することになる。

　現在19歳のデラップは、マンチェスター・Cの下部組織でプレーするFW。父親は、ストーク時代に“デラップ砲”と呼ばれたロングスローで一世を風靡した元アイルランド代表MFのロリー・デラップである。リアム本人は、2019年夏にマンチェスター・CのU−18チームに加入し、2020年9月27日のレスター戦でプレミアリーグデビューを飾った。いわゆるユースリーグに当たるプレミアリーグ2では、通算32試合出場で32ゴールを挙げており、2020−21シーズンは同リーグ得点王（20試合24ゴール）とMVPの個人2冠に輝いた。

　“手”が武器だった父親と異なり、“足”と“頭”を武器に得点を量産するデラップ。移籍が実現し、新天地で活躍すれば、時代を超えて“デラップ”の名が再びイングランドに轟く可能性もありそうだが果たして。