ウェストハムが、サッスオーロ所属のイタリア代表FWジャンルカ・スカマッカの獲得に近付いているようだ。23日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。
現在23歳のスカマッカはラツィオとローマの下部組織を経て、2015年1月にPSVへ移籍。同クラブのリザーブチームとなるヨングPSVでプロデビューを飾ると、2017年1月にサッスオーロへ加入した。その後、ズヴォレやジェノアなどへの期限付き移籍を繰り返し、2021年夏にサッスオーロへ復帰。2021−22シーズンはセリエAで36試合に出場し16ゴールを記録した。2021年9月にデビューを飾ったイタリア代表では、ここまで7試合に出場している。
かねてから複数クラブからの関心が伝えられていたスカマッカ。サッスオーロとの現行契約は2026年6月までとなっているものの、アトレティコ・マドリードやミランといった強豪クラブも関心を寄せており、今夏にステップアップの移籍を果たす可能性があるとも伝えられていた。
去就に注目が集まるスカマッカだが、ウェストハムへの加入に近付いているようだ。今夏の移籍市場で、攻撃的な選手の獲得を熱望していると伝えられていたウェストハム。スカマッカの他にも、2021−22シーズン限りでマンチェスター・Uを退団したイングランド代表MFジェシー・リンガードや、チェルシー所属のアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤなどへの関心が伝えられていた。報道によると、ウェストハムとサッスオーロは、スカマッカの今夏の移籍ですでにクラブ間合意に達しているとのこと。移籍金は3050万ポンド(約50億円)程度になると伝えられている。
なお、個人的な条件については未だ合意に達していない模様。ウェストハム側は今後も選手との交渉を継続していくと伝えられている。