日々、国産農畜産物の美味しい食べ方を日々ツイートするJA全農 広報部(@zennoh_food)の公式Twitterアカウント。この6月には、Twitterで話題になった食材の豆知識をさらに詳しく読める書籍『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』(KADOKAWA刊)も発刊しました。
今回、こちらの書籍より、夏に美味しい野菜の食べ方をピックアップして紹介します。
第1回は、「しそ」です。
○青じそはわき役? いいえ、主役級の食材だといいたい
独特の香りで日本人に愛される薬味野菜。香りの成分ペリルアルデヒドに抗菌や防腐の働きがあり、刺し身のつまなどに使われてきました。ロズマリン酸には抗アレルギー効果も期待されていて、赤じそのジュースがもてはやされたこともあります。紫蘇(しそ)と書くように、原種は赤じそで、6〜8月のごく短期間店頭に並びます。
大葉とも呼ばれる青じそは、アクが少なくて食べやすいことから一般的になったもの。広報部さんも買い物のたびに買ってしまう好物だそうです。
○旬の時期
7〜10月。一年中出回っているが、本来の旬は夏。
○こう選ぶ
葉先までピンとしている。
茎の切り口が新鮮でしっかりしている。
濃い緑色で香りのいいもの。袋詰めされていることも。葉が新鮮で香りがよければお買い得。
○保存方法
乾燥を避け、野菜室で保存。湿らせたキッチンペーパーに包み、保存袋に入れておけば2週間くらい日持ちする。瓶に水を入れて立て、ポリ袋をふんわりかけて保存しても。
保存袋に入れて冷凍し、外からもめば、みじん切りのように。凍ったまま使えて便利なテクニック。
○料理家さんのレシピ ご飯にも刺し身にも肉にも合う「大葉の醤油漬け」
簡単だけどご飯が一気にすすむ醤油漬け。
醤油小さじ1〜2、みりん小さじ1/2を合わせてたれをつくる。大葉2束(20枚)は1枚の片面をたれに漬けながら重ね、しばらく置く。このまま3日くらい日持ちする。
○料理家さんの調理テク
青じそは軸を切って数枚重ね、くるくると巻いて端から切るとうまくせん切りに。広げたままではうまく切れないので覚えて。
○保存のちょいテク
湿らせたキッチンペーパーに包む
チャック付きの保存袋に入れる
1.冷蔵庫で保存
※レシピ・アドバイス 岩崎啓子(※崎はたつさき)
○広報部さんのつぶやき「大葉愛!」
「大葉の何がいいって、1に風味、2に風味、3、4が無くて5に風味だ」と広報部さん。まずは刺し身に添え、独特の個性的なさわやかさを楽しみ、たらこパスタに散らしてたらこ味を引き立てる。どんな味ともけんかしないところも、好きだそう。「大葉のような人を目指しています」というほどの入れ込みよう。風味という魅力に加えて、手間をかけず食べられる食材という点もうれしいです。手でちぎってもOKです
から。
○大葉ご飯
炊きたてのご飯に、せん切りにした大葉を投入。白ごまを振るとさらによし。
ご飯に混ぜて、お刺身に添えて、うどんに載せて、豆腐とじゃことサラダにして、チーズとささみとフライにして、ペーストをパスタにかけて…どんな料理でも主張しつつ全体を素敵にしてくれる、個性的なのにどんなプロジェクトでも的確なフォローで成果をレベルアップするスーパー人材のようだな、大葉。 pic.twitter.com/SdKopzAxeb— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) January 8, 2021
○大葉トースト
食パンに、マヨネーズ+大葉。好みでトマト、ツナ、ちくわ、しらすなどをトッピング。最後にチーズをのせて焼くだけ。
大葉はトーストにも活躍します。マヨ + 大葉 + (お好みでトマト/ツナ/ちくわ/シラスなど) + チーズを載せて焼くだけ。写真の大葉は包丁で切ってますが、手でちぎってもOKです。大葉、ちゃんと風味を主張しながら、他の食材とマッチして全体を美味にするから素晴らしい食材だと、心底思います。 pic.twitter.com/TTlu90k3G7— 全農広報部【公式】日本の食を味わう (@zennoh_food) April 6, 2021
○書籍『JA全農広報部さんにきいた 世界一おいしい野菜の食べ方』
さっそく今日の献立にも使える!野菜の便利帳。大人気公式Twitterの食材豆知識をもっと詳しく!
キャベツは刻まず4分の1カット蒸し
小松菜は凍らせて調理するのが便利
トマトはお尻においしさの秘密あり
ブロッコリーは丸ごとチン!
にらは醤油に漬けて白飯のお供に…etc.
農産物のプロJA全農 広報部(@zennoh_food)直伝! 今すぐ使える野菜のティップス。
JA全農広報部 じぇいえーぜんのうこうほうぶ JA全農(全国農業協同組合連合会) の広報・調査部広報企画課のみなさん。通称「JA全農広報部さん」。日本の食と農を豊かにする目的で、旬の食材にまつわる最新の話題や、生活に役立つ調理の工夫を日々発信している。 2019年より公式Twitterアカウント「全農広報部【公式】日本の食を味わう(@zennoh_food)」を開始。野菜をまるごと味わい尽くすようなレシピや、素材本来のおいしさを引き出す小技、食への愛とこだわりの詰まったアイデアの数々が、大きな反響を呼んでいる。食と農のマガジン「Apron」の発行や公式noteの運営などのほか、JA全農全般の広報活動を担う。農産物、畜産物など取り扱う食物は多岐にわたるが、本書では“今日から使える野菜のミニ知識”についていろいろとおききした。 Twitter: 全農広報部【公式】日本の食を味わう note:JA全農 広報部 食と農のウェブマガジン 「Apron」 この著者の記事一覧はこちら(JA全農広報部)