ベルギー1部のヘンクは29日、同クラブ所属の日本代表MF伊東純也がリーグ・アン(フランス1部)のスタッド・ランスに移籍することで基本合意に達したと発表した。
ヘンクのクラブ公式サイトによると、伊東はすでに選手やスタッフに別れを告げ、ランスでのメディカルチェックに向けて出発したという。なお、移籍は近日中に正式決定し、発表される見通しだとなっている。
現在29歳の伊東は、神奈川大学卒業後の2015年にヴァンフォーレ甲府でプロデビューを果たし、翌年に完全移籍した柏レイソルでも主力として活躍。2019年2月にヘンクへと期限付き移籍し、2020年3月から完全移籍に移行した。同クラブでは144試合に出場し29ゴール49アシストを記録。2018−19シーズンに国内リーグ、19−20シーズンにスーパー杯、20−21シーズンに国内カップ戦優勝を経験した。
また、2017年12月にデビューを果たした日本代表ではこれまで36試合に出場し9ゴールを記録。近年は右サイドのレギュラーに定着し、FIFAワールドカップカタール2022・アジア予選では6ゴール8アシストを記録した。
ヘンクのクラブ公式サイトには、以下のような伊東の感謝のコメントが掲載されている。
「この美しいクラブで素晴らしい時間を過ごせたことを、皆さんに感謝したいと思います。スタッフやクラブ関係者、そしてもちろん素晴らしいサポーターたち。この美しいスタジアムでプレーできたことは光栄であり、自分の家のように感じていました」
「このような機会を与えてくれたクラブに感謝したいと思います。ここ数日、激しい議論が交わされましたが、彼らが僕を本気でここに残留させたいと思っているのだと感じました。しかし、僕はこの一歩を踏み出し、挑戦を受けることにしました。僕自身もとても楽しみにしています。でもその前に、ヘンクのみんなに改めて感謝します。"みんなの大成功を祈っています!"」