東京ヴェルディは29日、MF新井瑞希がポルトガルリーグ1部のジル・ヴィセンテに期限付き移籍することを発表した。
新井は1997年4月14日生まれの現在25歳。柏レイソルのジュニアユース、浦和レッズのユースと歩みを進め、オーストリアのSVホルンでキャリアをスタートさせた。2017年夏にSC相模原へ完全移籍加入し、国内リーグに初挑戦すると、2018年にはカターレ富山へ完全移籍。2019年夏に東京Vへと期限付き移籍し、翌年に完全移籍へと移行した。今シーズンからは背番号「10」を着用。今季の明治安田生命J2リーグではここまで全27試合に出場し、5ゴールを挙げていた。
なお、東京Vは3日、ジル・ヴィセンテに期限付き移籍していたMF藤本寛也が完全移籍で同クラブに加入することを発表。新井も藤本に続く形で、ポルトガルでの挑戦をスタートさせることが決まった。
期限付き移籍に際し、新井は東京Vのクラブ公式HPでコメントを発表している。
「この度、ポルトガル1部リーグ・ジルヴィセンテFCに期限付き移籍することになりました。ヴェルディには、レンタル期間を含め4シーズンプレーさせてもらいました。これまで指導して下さった監督の方々、コーチングスタッフ、メディカルスタッフ、フロントスタッフ、エキップ、マネージャー、そしてこれまで4年間関わった全てのクラブ関係者の方々に感謝の気持ちを忘れずにプレーしてきます」
「そして、サポーターの皆さんには突然の報告になってしまい申し訳ありません。皆さんのためにも、チームの大事な時期に自分のわがままを聞いてくれたクラブのためにも、東京ヴェルディを背負って世界にチャレンジしてきます」