明治安田生命J1リーグ第23節の8試合が30日に行われた。
首位の横浜F・マリノスは2位の鹿島アントラーズと対戦。2−0の快勝で天王山を制し、リーグの鹿島戦でシーズンダブルを達成した。横浜FMと鹿島の勝ち点差は「8」に広がった。
3位川崎フロンターレは浦和レッズと敵地で対戦。新型コロナウイルス陽性者が続出してベンチメンバー5人のみで戦ったが、奮戦実らず1−3で敗れた。2試合未消化の川崎Fは、横浜FMとの暫定勝ち点差が「11」に広がった。
柏レイソルは17分に細谷真大が挙げた1点を守り切り、敵地でヴィッセル神戸を撃破。柏は勝ち点を「39」に伸ばし、川崎Fをかわして暫定3位に浮上した。
ホームにアビスパ福岡を迎えたセレッソ大阪は、5分にセットプレーからマテイ・ヨニッチが先制点を記録。71分に上門知樹がリードを広げ、2−0で快勝したC大阪は暫定4位に浮上した。
サンフレッチェ広島対FC東京は、ゴラッソの応酬に。40分、代表帰りの森島司が鋭いミドルシュートを突き刺して広島が先制。しかし67分、今度はFC東京のディエゴ・オリヴェイラが味方の落としに合わせてペナルティエリア手前で左足一閃。シュートはクロスバーにも当たってゴールに吸い込まれた。そして後半アディショナルタイム3分、FC東京が逆転に成功する。アダイウトンがドリブルで左サイドを切り裂き、最後はループシュートでネットを揺らした。FC東京は2連勝で広島と勝ち点「35」で並んだ。
ジュビロ磐田はホームで湘南ベルマーレに1−0で勝利。リーグ戦6試合ぶりの白星で最下位から脱出した。湘南はリーグ戦7試合ぶりの敗戦となった。
ガンバ大阪はホームで京都サンガF.C.と対戦。57分に食野亮太郎が今夏の復帰後初となるゴールを挙げて先制する。81分には京都の金子大毅が2枚目のイエローカードで退場し、G大阪が数的有利を得る。しかし、後半アディショナルタイムに東口順昭が木村勇大を倒してしまい、京都にPK献上。これを大前元紀に決められ、G大阪は悔しい引き分けとなった。
北海道コンサドーレ札幌vs名古屋グランパスは、31分にホームチームが先制。荒野拓馬の縦パスに抜け出した深井一希が冷静に相手GKとの一対一を制した。ビハインドで折り返した名古屋は67分にレオ・シルバが試合を振り出しに戻すと、81分に内田宅哉のグラウンダークロスにマテウス・カストロが合わせて逆転する。しかし後半アディショナルタイム2分、札幌はコーナーキックの流れから青木亮太が同点ゴールをマーク。試合は2−2のドローに終わった。
なお、31日には清水エスパルスvsサガン鳥栖が予定されている。
今節の試合結果と順位表、次節の対戦カードは以下の通り。
■J1第23節
▼7月30日(土)
北海道コンサドーレ札幌 2−2 名古屋グランパス
ジュビロ磐田 1−0 湘南ベルマーレ
浦和レッズ 3−1 川崎フロンターレ
横浜F・マリノス 2−0 鹿島アントラーズ
ガンバ大阪 1−1 京都サンガF.C.
セレッソ大阪 2−0 アビスパ福岡
ヴィッセル神戸 0−1 柏レイソル
サンフレッチェ広島 1−2 FC東京
▼7月31日(日)
18:00 清水エスパルス vs サガン鳥栖
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 横浜FM(48/+25)
2位 鹿島(40/+6)
3位 柏(39/+7)
4位 C大阪(38/+10)
5位 川崎F(37/+7)※2試合未消化
6位 広島(35/+6)
7位 FC東京(35/0)
8位 浦和(32/+9)
9位 鳥栖(28/+5)※2試合未消化
10位 福岡(27/−3)
11位 京都(26/−4)
12位 名古屋(26/−6)※1試合未消化
13位 湘南(25/−7)
14位 札幌(25/−18)
15位 G大阪(22/−9)
16位 磐田(22/−11)
17位 神戸(21/−8)
18位 清水(20/−9)※1試合未消化
■次節の対戦カード
▼8月6日(土)
18:00 鹿島 vs 広島
18:30 京都 vs 柏
19:00 名古屋 vs 浦和
19:00 C大阪 vs 神戸
19:00 福岡 vs G大阪
▼8月7日(日)
18:00 FC東京 vs 清水
19:00 川崎F vs 横浜FM
19:00 鳥栖 vs 磐田
19:00 湘南 vs 札幌