ブライトンは3日、スペイン代表DFマルク・ククレジャの売却決定報道を公式否定した。
イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』など複数のメディアが3日、チェルシーがククレジャを獲得することでブライトンと合意に至ったことを報道。移籍金は5250万ポンド(約85億円)で、2028年6月30日までとなる6年契約を締結することで合意し、4日朝にもロンドンでメディカルチェックを受ける予定となっており、同選手のチェルシー加入は決定的であることが各メディアで報じられた。
しかし、その直後にブライトンは声明を発表。「今夜多くのメディアが報じた不正確な報道に反して、マルク・ククレジャを売却することでどのクラブとも合意に達してはいない」と合意報道を否定した。
それでも、各メディアはククレジャのチェルシー加入は決定的と見ており、ブライトンが声明を発表した理由については別の選手の交渉が終わっていないことが要因として挙げられている。
ブライトンはククレジャを放出する代わりに後釜としてチェルシーに所属するU−21イングランド代表DFリーヴァイ・コルウィルの獲得を希望している。チェルシーとしては当初、完全移籍での同選手の売却を望んでいなかったものの、買い戻しオプションが付随するのであれば完全移籍も受け入れる方針に変わったことが伝えられている。
イギリス紙『イブニング・スタンダード』によると、ククレジャとは別の取引として、両クラブはコルウィルについて交渉をしており、現在は2500万ポンド(約41億円)の移籍金でブライトンが完全移籍で獲得し、5000万ポンド(約81億円)の買い戻しオプションをチェルシーが取り付けることで話し合いは進んでいるものの、まだ最終的な合意には至っていないという。
そのため、ブライトンはククレジャの移籍決定報道を否定したと考えられており、コルウィルの交渉が完了次第、ククレジャのチェルシー移籍も正式発表されることが予想されている。