マンチェスター・Uのエリック・テン・ハフ監督は、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドら複数選手の行動に苦言を呈した。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
テン・ハフ新監督の新生マンチェスター・Uに新たな問題を引き起こしたのは、7月31日に行われたホームでのラージョ・バジェカーノとの親善試合での出来事だ。この日は、それまで「家庭の事情」を理由にプレシーズンツアーへの不参加が続いていたC・ロナウドが、新シーズン初のピッチに立った試合だった。しかし、前半限りでピッチを退いたC・ロナウドは、あろうことか、試合終了のホイッスルが鳴る前に本拠地オールド・トラッフォードを去ってしまったというのだ。
この事態に関して問われたテン・ハフ監督は、「家に帰ってしまった選手はもっとたくさんいた」とさらなる事実を告白。イギリス紙『ガーディアン』の報道によると、C・ロナウドだけではなく、この日はメンバー外となっていたポルトガル代表DFディオゴ・ダロトらも試合終了前にスタジアムを後にしていたようだ。
続けてインタビュー内で、レポーターに「ではあなたは大目に見たということか?」と問われたテン・ハフ監督は、今回のC・ロナウドらの行動に対しこのように苦言を呈した。
「いや、けっして違う。受け入れがたいことだ。すべての人にとってね」
「彼らには、これは受け入れられないことだと伝えた。我々はチームなのだからね。最後まで残っている必要がある」
新シーズンのスタートを前に、すでにクラブ側へ退団の意思を伝えたともされているC・ロナウド。マンチェスター・Uは7日のブライトン戦でプレミアリーグの開幕を迎えるが、エースの去就にも引き続き注目が集まる。