チェルシーは4日、U−19イングランド代表MFカーニー・チュクエメカの獲得が正式に決まったことを発表した。
クラブ公式サイトは、同選手と2028年6月末までの6年契約を結んだことを伝えている。また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、移籍金は1500万ポンド+ボーナス500万ポンド(合計約32億円)にのぼると報じている。
現在18歳のチュクエメカは、アストン・ヴィラの下部組織出身。2021年夏にトップチームへ昇格すると、昨シーズンはプレミアリーグで12試合に出場した。セントラルMFを本職とし、攻撃的なMFでもプレー可能な選手となっている。
チュクエメカは、チェルシー加入に際して、クラブ公式サイトにコメントしている。
「かなり忙しかったけど、ここ数日チェルシーのことが頭から離れなかったから、全てが完了したことにただ満足し、ホッとしている。とてもワクワクしているし、ピッチに立って全ての選手と会い、チェルシーで試合に出てトロフィーを獲得することが待ちきれない」
また、オーナーのトッド・ベーリー氏もコメントを発表している。
「カーニーは、ヨーロッパで最もエキサイティングな若い選手の1人なので、『スタンフォード・ブリッジ』で彼が活躍することを見るのが本当に楽しみだ。彼をチェルシーに連れてきて、新シーズン以降のチームにこのような才能ある若い選手を迎え入れることが出来て嬉しい」
今夏の移籍市場では、体制交代もあり苦戦が続いていたチェルシー。その中で才能と将来性を兼ね備えたチュクエメカを迎え入れられたのは、大きな喜びだろう。