チェルシーはブライトンに所属するスペイン代表DFマルク・ククレジャの獲得が決定的となっているようだ。4日、イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。
当初ククレジャにはマンチェスター・Cが関心を示し、同選手もトランスファーリクエストを提出していることが報じられていた。それでも、マンチェスター・Cはブライトンの要求額に届くオファーを提示せず。そこで、守備陣の補強に動いているチェルシーが、ブライトンの要求額を満たす移籍金を支払うことで合意に近づいていることが明らかになっている。
ククレジャの移籍金は5250万ポンド(約85億円)で合意したと報じられていたものの、今回の報道によると、最終的に移籍金は5500万ポンド(約89億円)に700万ポンド(約11億円)の追加オプションが付随した契約になるという。すでに4日にメディカルチェックを終えており、同選手とは2028年6月30日までとなる6年契約を締結する見込みとなっている。
なお、ブライトンは3日に公式声明で「今夜多くのメディアが報じた不正確な報道に反して、マルク・ククレジャを売却することでどのクラブとも合意に達してはいない」と合意報道を否定していたものの、これはブライトン側の代役確保が決定していないことが理由と見られている。
ブライトンはククレジャの代役としてチェルシーに所属するU−21イングランド代表DFリーヴァイ・コルウィルの獲得を希望しているが、同選手の交渉がまだ完了していないことが要因となっていた。
それでも、ブライトンはコルウィルの獲得に近づいている模様で、一時はチェルシーが買い戻しオプションを取り付ける完全移籍で合意に近づいていることが報じられていたが、最終的には1年間のレンタル移籍でブライトンに加入することになりそうだ。
なお、移籍市場に精通するイタリア人記者のファブリツィオ・ロマーノ氏によると、5日夜にもチェルシーはククレジャの獲得を発表する可能性がある模様で、正式発表は時間の問題と見られている。