アーセナルがウルヴァーハンプトンのポルトガル代表FWペドロ・ネトの獲得を実現させるかもしれない。7日、イギリス紙『デイリー・エクスプレス』が報じている。
同紙によると、ウルヴスは攻撃陣の再編を考えており、バレンシアのポルトガル代表FWゴンサロ・ゲデス獲得に2700万ポンドの移籍金を提示し、合意に近づいている模様。それが決まり次第、移籍金の回収も兼ねて、ネトの放出にもグリーンライトを出すと伝えている。
また、アーセナルは今夏の移籍市場でウィンガーの補強を目指しており、ネトについて長期的な関心を抱いていることも併せて報じている。
アーセナルのミケル・アルテタ監督は開幕節のクリスタル・パレス戦後、「我々はトライするつもりだし、計画していることもいくつかある。それが出来れば素晴らしいことだが、今は選手たちとの仕事だし、すでにシーズンに突入している」と語り、補強の可能性も匂わせていた。
現在22歳のネトは、ブラガの下部組織出身。2017年夏にラツィオへとローン移籍し、翌年完全移籍。2019年夏にウルヴス移籍を果たし、プレミアリーグ通算74試合出場で9ゴール10アシストをマークしている。ボールキープ力や、スピードとキレのあるドリブルが魅力的なウィンガーであり、両サイドでプレー可能な選手となっている。ちなみに、ネトは2020年冬のFAカップ前のインタビューで、アーセナルのファンであることも明かしている。
取引実現ならば、アーセナルにとって攻撃陣のグレードアップ実現に期待が掛かる。ネトにとっても、憧れのクラブでプレー出来ることとなり、クラブ・選手双方にとってメリットのあるトランスファーとなるか。