前回からの続き。これは数年前のお話。2ヶ月前に結婚した私たち夫婦。お盆休みに合わせて夫(しゅん)の実家に4泊帰省することとなりました。義両親はとても優しく私を迎え入れてくれました。そしていよいよ夕飯づくりの時間がやってきました。
お義母さんにお手伝いを申し出ましたが……?
結局帰省している間の食事作りも後片付けもすべて断られてしまいました。私はお酒も弱いし、お義父さんの晩酌にお付き合いすることもできません。1度断られるとなかなか申し出にくいもので、でも言わないといけないと思い、なるべく毎回伝えたのですが……すべて笑顔で「ゆっくりしていて」と……。
笑っているのは表面上だけで、内心お義母さんとお義父さんが私に呆れていたらどうしようかと、もう気が気じゃありませんでした。でもお義母さんは最後にこういってくれました。
もしかしたらこれから私の気の利かなさにイライラさせてしまうかもしれない、お義母さんも今回はとても私に気を使ってくれていたのかもしれない。けれど何度か会えば自然にお手伝いができるようになるかもしれないし、お義母さんの望むこともわかるようになるかもしれないな。そう思って行きとは逆に、なんだか温かい気持ちで義実家をあとにしたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・林檎りん 編集・荻野実紀子