KinKi Kids、25周年ライブを完走 歴史振り返るも先を見据え「また次の新しいステージを」

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2022年08月08日 04:00  ORICON NEWS

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写真25周年ライブ『24451 〜君と僕の声〜』を開催したKinKi Kids
25周年ライブ『24451 〜君と僕の声〜』を開催したKinKi Kids
 7月21日にCDデビュー25周年を迎えたKinKi Kidsが、7月16日、17日に大阪ドーム、今月6日、7日に東京ドームで、記念イベント『24451 〜君と僕の声〜』を開催。きのう7日に行われた最終公演の模様を振り返る。

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■25年間の歴史が集約 デビュー前から歌われてきた名曲からスタート

 開演前から場内に響きわたっていたのは、これまでにリリースしたシングル曲。カップリングも含めさまざまな曲が流れる中、開演2分前には拍手が沸き起こり、2人の登場を、今か今かと待つファンの熱気で包まれた。開演時間ちょうどに客電が落ちると、モニターに映し出されたのは最新作「Amazing Love」からデビュー曲「硝子の少年」までのミュージックビデオと、レッドカーペットの上を歩く堂本剛と堂本光一の足元。そして、これまでのCD作品のジャケ写、数々の思い出が蘇ってくるライブ映像、初々しい雑誌のグラビアなど、「あの時の彼ら」がコラージュされた映像が流れる。

 その後、モニターの中の2人は、「硝子の少年」のジャケ写が描かれた一枚の絵画の前にたどり着く。光に照らされたステージに目を向けると、これまで着用してきた衣装がズラリと並び、カメラが順に衣装を映していくと、衣装と衣装の間にたたずむ光一と剛の姿が。やがて2人がステージの両端から歩み出し、センターで合流した瞬間ハイタッチを交わした。

 1曲目に披露されたのは「FRIENDS」。この曲は彼らのファーストアルバム『A album』収録曲であり、彼らが主演を努めたTBS系ドラマ『若葉のころ』のエンディングテーマとなっている。CDデビュー前からコンサートで歌われてきた楽曲であり、デビュー前から2人が温めてきた楽曲。美しいユニゾンで場内を包み込んだ。

 「こんばんは。なにわ男…いや、KinKi Kidsです。いやぁ、なかなかグループ名が覚えられなくて」と、光一が後輩のグループ名を言うボケをはさみつつ自己紹介。すかさず剛は「なかなかグループ名を覚えられないんですね」とツッコむ。そして光一は「こんな状況の中でも、みなさんのおかげで確信しました。KinKIのライブは安心して開催できるなと」と、昨日ここで行ったライブを振り返った。2人の登場に気持ちが湧き上がっても、声を出さずにペンライトや拍手で応えるファンに温かい言葉をかけ、続けて2人は「FRIENDS」の歌詞の奥深さを改めて語り合った。

■「この空間を共有したい」会場に来ることを断念したファンのためにYouTube用の曲も収録

 その後、話題は山下達郎の提供曲について。「達郎さんの曲は歌うのが難しい」と口々に語る2人。剛が「皆さん、達郎さんに曲を書いてもらうことがないでしょう。なので、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんに書いてみてもらってください。それで家族の前で披露してもらうと僕らの気持ちがわかると思います。髪の長い人に書いてもらう方が、よりわかってもらえるかも。それでは聴いてください」と唐突な曲フリで次の曲に進めようとするも、「いやいやそれじゃ曲に行けない」と笑いながらツッコむ光一。そして、デビュー前に山下から提供された「Kissからはじまるミステリー」を筆頭に、「硝子の少年」「ジェットコースター・ロマンス」が続けて披露された。

 再びMCに入ると、「Amazing Love」に収録されている「Midnight Rain」の話題へ。2人は、この曲は竹内まりやの提供曲であることから、「これも難しい」と語り出す。剛が「でもきのうご本人がいらっしゃったので、それを思い出してまりや100%で歌います」と宣言すると、「じゃあ僕はまりや1000%で歌います」と光一も続けて宣言。難易度の高い楽曲を、情感のこもった歌声で美しく、切なく歌いきった。

 「一つひとつの出会いが奇跡の瞬間です」と光一が語り出したのち、「ジャニーさんから初めて渡された曲」という「たよりにしてまっせ」の話題へ。2人は、この曲を聞いた時の衝撃さや、「“ゴチャゴチャ言わんと任しとき”とか言わんもんな」と関西人であるがゆえの歌詞に対するこそばゆさをぶっちゃける。いざ曲が披露されると、先ほどのトークを思い出したのか、笑顔をたずさえながらも、当時のような全力のダンスで(時折フリを忘れつつも)披露した。

 剛は「今日会場に来ることを断念された方々もいると思います。そんな方達ともこの空間を共有できたらと思い、今からYouTube用の曲を収録します」と剛が語りかけると、会場からは大きな拍手が。そのまま2人が観客にクラップを促すと、「Hey! みんな元気かい?」を披露。アップテンポでありながらも切なさを宿した楽曲が、会場をクラップの渦に巻き込んだ。

 その後は民族楽器と2人の歌声の親和性の高さを実感し、彼らにとって新たなターニングポイントとなった曲「ボクの背中には羽根がある」へ。続けて「薄荷キャンディー」が披露されると、その後のMCは「薄荷キャンディー」の歌詞について議論。光一が“白い歯 舌見せて/微笑(わら)う”ってどういう顔?」と振ると、剛はなんとも言えない複雑な表情を浮かべる。「そこまで引っ張る話題じゃない」と言いながらも議論は白熱し、「今度事務所で遭遇した人に“白い歯 舌見せて/微笑(わら)う”の表情を突撃で作ってもらう企画をYouTubeでやるのもいいかもね」と新たな企画が提案される一幕も。

■ドームライブの開催を予告「また冬にここで会いましょう!」 ラストに「K」の指文字でサプライズ

 そして、剛がギターを演奏、光一がダンスという一人一人が異なるパフォーマンスに徹する魅せ方も提示した、THE YELLOW MONKEYの吉井和哉による提供曲「薔薇と太陽」を披露。さらに、吉田拓郎による提供曲「全部だきしめて」、2人が初めて作詩作曲に挑戦した「好きになってく 愛してく」、そして2人の合作曲「恋涙」「愛のかたまり」といった、彼らにとってターニングポイントであり、2人の音楽への探究心の強さ、そしてアーティストとしての才能の豊かさがうかがえる楽曲たちが披露された。

 終盤に差しかかり、ピアノ一本で「このまま手をつないで」「Anniversary」の2曲が披露された。「少しでも皆さんの近くに行きたい」という思いから、フロートに乗った2人が外周を回る。

 ラストに披露されたのは「Amazing Love」。光一は「この曲は25周年をイメージして達郎さんに書いていただいた曲で、2人で詩を乗せました。達郎さんはKinKiがドームで歌うことを想定して書いてくれたそうですが、僕らも同じことをイメージして書いたんです。なので達郎さんによって導かれた曲なのかな」と、この曲の制作背景を語る。そして剛が「今日しかかけられない虹を一緒にかけましょう」とファンに語りかけると、会場はサイリウムによって、一瞬にして祝祭感が溢れる空間へと変身。虹色で彩られた空間の中で歌う2人の表情は、この日で最も晴れやかだった。

 光一が「みなさんが僕らにこういう形でイベントが実現できることを提示してくれました。なので、僕らからもみなさんに拍手を」と語ると、会場には温かな拍手が響き渡る。そして剛が「大変な時に僕らに会いに来てくださった方、ここに来られなかった方、みなさんと僕らの人生が繋がっていることを実感した4日間でした。これだけ大変な中でもこうして会いに来てくださる人がいる喜びを感じましたし、一人一人の愛や思いを痛いくらいに感じることができました。また次の新しいステージを作っていきたいという思いも生まれましたし、こんなにたくさんの方々を愛してると思える幸せを感じました」と真っ直ぐに思いを語った。

 そして光一は「みなさん、また冬にここで会いましょう!」と毎年恒例の冬のドームライブの開催を力強く予告。そして手を振りながら2人がはけていくと、去り際の直前、光一が人差し指を立て、そこに剛が人差し指と中指を重ね、「K」の指文字がモニターに映し出された。ラストのサプライズに胸が熱くなりながら、再びモニターに目を向けると「see you again. for the magic time at the in this winter」の文字が。数ヶ月後の2人との再会を約束し、記念すべきイベントは幕を下ろした。
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