ボーンマスは7日、バルセロナに所属していた元ブラジル代表GKネトを獲得したことを発表した。
バルセロナは同日にクラブ公式サイトを通じて、2022−23シーズン終了時までとなっていたネトとの契約を双方合意のもとで解除することを発表した。この対応により、ネトはボーンマスにフリートランスファーで加入することに。2023年夏までの1年契約を締結した。背番号は「13」に決まっている。
現在33歳のネトは、アトレティコ・パラナエンセの下部組織出身。2011年冬にフィオレンティーナへと移籍し、欧州に初上陸。2015年夏にはユヴェントス移籍を果たし、2年後にバレンシアへと移った。2019年夏にオランダ代表GKヤスパー・シレッセンとトレードする形でバルセロナに移籍してからは、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンを支える第2GKとしてチームに貢献していた。
ボーンマスは昨シーズンのチャンピオンシップで2位となり、2019−20シーズン以来のプレミアリーグに復帰。愛称は『チェリーズ』。監督は現役時代にトッテナムなどでプレーしたスコット・パーカー氏が務めている。ホームの『バイタリティ・スタジアム』は、収容人数1万1329席とプレミアリーグで最少人数ながら熱狂的なサポーターが多く、声が反響しやすいスタジアムの作りもあって相手に威圧感を与える。2015−16シーズンから5シーズン連続でプレミアリーグに残留し続け、当時のエディ・ハウ監督のもと、予算が限られながらも果敢に攻撃的なサッカーを志向し、多くの識者からも高い評価を受けていた。
久しぶりにプレミアの舞台に帰ってきたボーンマス。6日にホームで行われた今シーズンのプレミアリーグ開幕戦、アストン・ヴィラとの一戦では2−0で勝利し、幸先の良いスタートを切った。経験豊富なネトの加入で、まずは残留を目指して戦いたい。
【動画】ボーンマスがネト獲得を発表
Welcome to #afcb, Neto 🔥 pic.twitter.com/xIn3poD18u— AFC Bournemouth 🍒 (@afcbournemouth) August 7, 2022