ヒョンデのスニネン、WRC2トップフィニッシュも失格に。パーツの重量不足が発覚/WRCフィンランド

1

2022年08月10日 20:41  AUTOSPORT web

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AUTOSPORT web

地元フィンランドで、WRC2クラストップでフィニッシュしたテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2)だったが、車両規定違反により失格となった
8月4〜7日に開催されたWRC世界ラリー選手権第8戦『ラリー・フィンランド』において、WRC2クラスでトップフィニッシュしたテーム・スニネン(ヒョンデi20 Nラリー2)は、彼がドライブした車両にレギュレーション違反が見つかったため失格となった。

 ヒョンデ・モータースポーツNからWRCのプレミアサポートカテゴリーに参戦し見事、母国フィンランドで今季初優勝を飾ったと思われたスニネンだったが、無情にもその結果は取り消されることとなった。失格の裁定はイベント後の車検とユバスキュラでの公聴会を経て決定されている。

 スチュワードの裁定によると、スニネンのクルマに装着されていたフロントバンパーは重量が3931gであり、ホモロゲーション要項を満たすために必要な最低重量の4510gを下回っていたという。

 チームマネージャーのパブロ・マルコスとヒョンデ・カスタマーレーシングの責任者であるアンドレア・キソッティは、どちらもこのパーツが重量不足であることに同意した。

 彼らは、当該のフロントバンパーはヒョンデ・モータースポーツが制作したオリジナルパーツではなくコピー品であるとし、テストの段階でオリジナルバンパーの代替品として使用されていたと説明した。

 なお、このバンパーはヒョンデ・モータースポーツに代わってスニネンのマシンを準備したチーム・レッドグレイが誤って装着したものだという。

 スニネンの失格によってフィンランドのWRC2優勝は、7.7秒差のクラス2位でフィニッシュしたエミル・リンドホルム(シュコダ・ファビア・ラリー2エボ)のものとなった。また、イーゴン・カール(フォルクスワーゲン・ポロGTI R5)とヘイデン・パッドン(ヒョンデi20 Nラリー2)もそれぞれひとつずつ順位を上げ、WRC2クラス2位、同3位となっている。

このニュースに関するつぶやき

  • カーチェイスはスポーツなのかな
    • イイネ!0
    • コメント 8件

つぶやき一覧へ(1件)

ランキングスポーツ

前日のランキングへ

ニュース設定