2022鈴鹿8耐、決勝の正式順位結果がいまだ発表されず。レース後車検でマシンに違反か

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2022年08月11日 12:40  AUTOSPORT web

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2022鈴鹿8耐 スタートシーン
8月7日、三重県の鈴鹿サーキットで『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』が開催され、Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が優勝を飾り、2位はKawasaki Racing Team Suzuka 8H(レオン・ハスラム/アレックス・ロウズ/ジョナサン・レイ)、3位はヨシムラSERT Motul(グレッグ・ブラック/渡辺一樹)が暫定で獲得した。しかし、正式順位結果がレースから4日後の11日正午時点でも掲載されず、リザルトは確定していない状況だ。

 鈴鹿8耐は、EWCの1戦として行われているため、EWCのレギュレーションが適用される。ウイーク前の4日には公式車検でマシンの音量測定、重量計測、フレーム用ステッカー貼付が確認されたほかに、メインとスペアの車両、装備品、FIMホモロゲーションヘルメット、補給装置、予選用タイヤステッカーのチェックが行われた。

 その公式車検を通過するとフリー走行、予選、決勝に出場できる。さらにレースが終了した翌8日の9時から13時に、完走した全ての車両はオフィシャルの管理下に置かれ、必要に応じて検査(分解検査を含む)された。

 autosport web編集部はこの8日にも鈴鹿サーキットで取材活動を行ったが、複数の上位チームがマシンからエンジンまで分解している様子が見られた。また、上位でなくてもレース後車両検査の対象となったマシンもあったはずだ。

 通常であればそのレース後車両検査が終了した後、正式順位結果が公示される。ヤマハからカワサキへ優勝が変わった前回大会となる2019年の鈴鹿8耐でも、決勝日の20時08分に暫定順位結果、暫定順位結果の改訂版が21時31分、そして正式順位結果が決勝翌日の15時27分に発表され、ヤマハがこれ以上抗議はしないとして終了した。

 今年は現状では決勝終了の後となる19時41分に暫定順位結果が発行されたのみ。レース後車検が終了した8日の午後から11日現在まで正式な順位結果は発表されていない。

 ただ、リザルトの発表が遅れているだけであれば、9日または10日に公開されるはず。ここからは憶測とはなるが、レース後車検で違反車両が見つかったために、再検査に時間を要していることだろう。

 どれだけレースで優秀な成績を残しても、レギュレーションに合致していないマシンで出場したことになれば、失格の裁定が下される。そのため、今後、暫定順位結果から正式順位結果が大きく変わる可能性もある。

 2021年のル・マン24時間では4位フィニッシュしたTeam Bolliger Switzerland #8が燃料タンクの違反で失格扱いとなっていることもあり、暫定から正式結果で順位が変わった前例もあった。

 鈴鹿サーキット側もいつ正式結果が出されるかはわからないとのこと。鈴鹿8耐の正式順位結果が発表するまで待つしかない。

このニュースに関するつぶやき

  • 青木の兄さん、お疲れ様でした…SSTクラスからの引退ですって。毒島を8耐に連れてった功績は忘れませんわ…
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