aprが次なるGTA-GT300規定車両を開発中!? 車種は新型プリウスか、それとも……!?

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2022年08月11日 19:01  AUTOSPORT web

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2022年のスーパーGTを戦うapr GR SPORT PRIUS GT。果たして次なる車種が登場するのか!?
8月7日に決勝レースが行われたスーパーGT第4戦。2022年シーズンも半分を終えたところだが、すでに2023年に向けてさまざまな動きが見られている。ここでは、スーパーGT GT300クラスに新たな車種が登場するかもしれない……という噂を、現在発売中のオートスポーツNo.1575からご紹介しよう。

 さまざまな車種のマシンが参戦するGT300クラスは、大きく分けてFIA-GT3規定車両、そしてGTA-GT300規定車両、GT300マザーシャシー車両という3種類のレーシングカーが存在する。そのうち、オリジナルシャシーであるGTA-GT300規定車両としては、2021年はスバルBRZ、トヨタGRスープラGT、トヨタGR86 GT、そしてトヨタ・プリウスPHV GTという4車種が存在する。今回、オートスポーツNo.1575のなかで取り上げられているのは、そのなかで最もキャリアがあるプリウスPHV GTについてだ。

 2012年にスーパーGTにデビューしたプリウスは、2019年に車両規定の変化にともないFR化。プリウスPHV GTは2022年は1台が参加しているが、2021年は大苦戦。オートポリスで1勝を挙げたものの、aprの金曽裕人代表はオートスポーツNo.1575のなかで「いまの車両規則のなかだと、4ドアベースは絶対的に不利」と語っている。

 その理由については本誌内に譲るが、このなかで金曽代表は「実はいま、新しいGT300規定車両の開発に向けて動き出している」とも語っている。では気になる車種はなんだろうか……? 金曽代表はこのなかで「毎日ワクワクしている」こと、「ハイブリッドである」こと、そしてプリウスPHVやGR86がそうであったように「来年のオートサロンで発表」することを明らかにしている。

 本誌内でもこの車種については予想しているが、キーポイントは「ハイブリッドである」ことだ。金曽代表は同じ内容をオートスポーツwebの取材に対しても応えてくれているが、GR86やGRスープラにハイブリッドを積んでしまうと、市販車のプロモーションとリンクしない。

 ではトヨタの市販車でハイブリッドを積み、かつGT300でもひょっとすると使えそう……という車種を考えると、カローラスポーツか、カムリか、はたまた発表されたばかりのクラウンか、それとも2023年に登場するとも言われている新型プリウスか。ただこれらの車種は「4ドアベースは絶対的に不利」という言葉とは相反してくる。

 またハイブリッドで、市販車のプロモーションを考えればプリウスが最有力候補かもしれないが、2023年のシリーズにと考え、オートサロンでお披露目となると2022年12月〜2023年1月にはその姿をみせなければならない。市販車の発表がいつになるかを考えると、時間軸が合わなくなる可能性もあるだろう。

 こうなるとトヨタ車では候補がない。では、レクサス車ではどうだろうか……? ISやESといった4ドア車、RCやLCといった2ドア車にハイブリッドが存在する。かつてISはGT300にも出たことがあるが、その頃は4ドアでも規定としては不利はなかった。

 では、RCかLCか……!? RCは現行車種だが、この場合はGT300にRC F GT3も存在する。LCは2019年までGT500でも活躍したが、こちらもまだモデルとしては現行だ。

 いったいどんな車種が製作されているのだろうか……? 「図面はもう書かれている」とも言われているこの一台。スーパーGTファンなら気になるところだろう。

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