関ジャニ∞メンバー分析 第2回:丸山隆平、全方位に届ける幸せな笑顔 活躍の場広げる“ファンファースト”の姿勢

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2022年08月12日 06:11  リアルサウンド

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写真関ジャニ∞
関ジャニ∞

 デビュー18周年記念公演『18祭』で東西2カ所のスタジアムツアー完走、8月13日には『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2022』出演とライブ尽くしの夏を経て、主演舞台『パラダイス』に挑む関ジャニ∞ 丸山隆平。グループとしての活動に加えバラエティ、舞台と全く違った表情を見せる丸山の魅力に迫る。


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■幸せな空間を生み出す天才


 常に太陽のようなオーラを纏い、全方位に幸せな笑顔を届ける丸山隆平。一度ジャニーズ事務所のオーディションに受かったものの、仕事がなかったため再度オーディションを受けに行ったという逸話をはじめ、事務所入所以来、数々の伝説を残していることでも有名だ。関西ジャニーズJr.時代に『8時だJ』(テレビ朝日系)の「J1グランプリ・ホノルルハーフマラソン」に参加した際に、当時圧倒的な人気を誇っていた滝沢秀明らを華麗に追い抜き1位でゴールしてしまい、スタッフが凍りつくという今では笑い話となっているエピソードも。さらに『関パニ』(テレビ朝日系)の絵描き歌の企画で、丸山がウサギを描くのに即興で歌った「丸みを帯びたU字の水槽」というフレーズの中毒性が話題に。この話題が上がるたびに、あっという間にTwitterでトレンド入りするなど、放送から10年以上経った今でもeighter(関ジャニ∞ファンの呼称)の中では親しみ深いキーワードとなっている。


 また『マジか!?のHOW TOバラエティ 関∞ピース』(TBS系)で、ロープで引っ張られながら水中を高速移動するチャレンジにおいて、水面に顔を出した丸山が水に覆われる姿を指した“ゼリー丸山”で爆笑を生み出したり、デビュー10周年のタイミングで設立したレーベル<INFINITY RECORDS>の第1弾リリース記念イベントで丸山が発したギャグ「ボロネーゼ」を受けて、ファンからの質問コーナーもボロネーゼに関するネタで盛り上がるなど、彼の存在感や影響力の大きさを感じるエピソードは数え切れない。


 現在、自身がメインMCを務める生放送の情報番組『サタデープラス』(TBS系)では番組進行の傍ら、渾身のギャグを果敢に披露する姿もすっかりお茶の間に定着している。また先日の『18祭』のジャニーズメドレーでシブがき隊の「スシ食いねェ!」を披露した際には、ステージ上で大倉忠義が差し出す寿司を次々に平らげて見せ、満員のスタジアムを沸かせる場面も。それを見ながら爆笑するメンバー達の笑顔も含め、丸山だからこそ生み出せる幸せな空間があることを実感した。


■ミュージシャンも認めるベーシストとしての成長


 ミュージシャンとしての丸山は、関ジャニ∞の演奏を強固に支えている。丸山のアグレッシブで艶やかなベースプレイは会場の空気を震わせ、熱量も一気に上げていく。丸山のベーシストとしてのターニングポイントは、2015年に『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)で行われた“ベース修行”だったのではないだろうか。「ベースって地味に見られがちなので、派手なテクニックを身につけたい」と、OKAMOTO’Sのハマ・オカモトに弟子入りし、スラップ奏法を学んだ。約1カ月間かけて練習を積んでマスターし、スタジオでは中島美嘉とのセッションを果たした。以降、音楽専門誌『BASS MAGAZINE』の表紙を飾るなど、プロも認めるベーシストとして成長を遂げている。


 また丸山の個性である甘く伸びやかな歌声は、関ジャニ∞の楽曲に優しさをもたらしている。どの楽曲も丁寧な発声で歌うのが特徴だ。中でも、昨年リリースされたアルバム『8BEAT』完全生産限定盤に収録されたソロ曲「ヒカリ」では、丸山の甘やかな歌声を存分に堪能することができる。ダンスにおいても、メイキング映像などで苦戦している姿を目にするものの、本番ではトーク時の賑やかさを封印した妖艶な表情でしなやかに踊る、そのギャップがたまらない。


■俳優として覗かせる新たな一面


 そして丸山の魅力を語る上で、俳優業の活躍も欠かすことができない。俳優として丸山の名前が広く知られるようになったのは、2012年からシリーズで出演したドラマ『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)の湯田康平役であろう。翌年2013年には映画化もされるなど、シリーズのヒットとともに丸山の知名度も上がっていったように思う。そして記憶に新しいのは、昨年放送された『着飾る恋には理由があって』(TBS系)である。自身初のラブストーリーへの出演だった同作で丸山が演じたのは、オンラインカウンセラーの寺井陽人、通称“ハルちゃん”。中村アン演じるアーティストの卵・羽瀬彩夏に優しく寄り添う姿は、実際の丸山の雰囲気とリンクしており、夢中になる視聴者が続出した。第6話の洗濯物をかきわけて羽瀬からハルちゃんにキスするシーンでは、不意をつかれ思わず小声で「おっとー?」と呟くハルちゃんに「キュンキュンした」とSNSでも大きな盛り上がりを見せた。


 舞台初主演は、2011年の『ギルバート・グレイプ』。食料品店で働きながら、知的障害を持つ弟、過食症の母親、2人の姉妹の面倒を見ていたギルバートの葛藤や、トレーラーハウスで旅を続ける不思議な少女・ベッキーとの出会いをきっかけに心の変化が生まれる様子を繊細に演じた。また2016年に挑んだシェイクスピアの4大悲劇の一つとも言われる『マクベス』は、明るいキャラクターを演じることも多い丸山にとって大きなキャリアとなった。2022年には、自身初となるブロードウェイミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』にも挑戦。性転換手術を受けた際のミスで“怒りの1インチ(=アングリーインチ)”を抱えた少年・ハンセルが、性別を超えたドラァグクイーン・ヘドウィグとしてライブステージに立つ姿が描かれた。丸山は初めてのミュージカルとは思えない堂々とした佇まいで、これまで名だたる俳優達が演じてきたロックスターを、どこまでもキュートに演じた。


 そして今秋には、2020年の公演中止を経て、丸山も大ファンだという赤堀雅秋の最新作『パラダイス』でシアターコクーンの舞台に立つ。救いようのない詐欺グループの男たちが、刹那的な幸福を求めて走り続ける群像劇である本作。丸山は、狡猾な詐欺グループのリーダーを演じる。「僕のファンの方が“赤堀汁”を浴びて、どんな気持ちになるか気になる」「一般の演劇ファンだけでなく、ジャニーズの“丸ちゃん”のファンにも赤堀ワールドを届けたい」(※1)と語っていた丸山。演じる役柄を丁寧に分析し、役作りのために普段の生活でも人物観察をするなど、万全の体制で挑む丸山だけに、どのような新境地を見せてくれるのか楽しみだ。


 ライブではファンのうちわにマシンガンのような“ファンサ”で応え、ファンクラブのブログは毎日更新、『サタプラ』生放送前にインスタライブを行うなど、常に“ファンファースト”を貫く丸山。そんな丸山はeighter全員を元気にしてくれる、エナジードリンク的な存在である。(北村由起)


※1:『STAGE navi』vol.70


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