Sexy Zone「10年待った、10年経った、10年願った」初ドームツアー報告の瞬間【詳細レポ】

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2022年08月15日 18:15  AERA dot.

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写真誰よりもファンに、この喜びを伝えたかった。ドーム公演決定の発表後、少しでも近くに行こうとするかのように、自然に肩を組み合って花道を駆け抜けたSexy Zoneの3人。左から、中島健人、松島聡、菊池風磨。「一生にさあ、一度しかないわけじゃん、初ドームツアーの発表って。こんな感覚なんだな!」と中島。(撮影/小黒冴夏)
誰よりもファンに、この喜びを伝えたかった。ドーム公演決定の発表後、少しでも近くに行こうとするかのように、自然に肩を組み合って花道を駆け抜けたSexy Zoneの3人。左から、中島健人、松島聡、菊池風磨。「一生にさあ、一度しかないわけじゃん、初ドームツアーの発表って。こんな感覚なんだな!」と中島。(撮影/小黒冴夏)
“そのとき”はあまりに突然だった。8月14日、横浜アリーナ。Sexy Zone「ザ・アリーナ」ライブ中盤のMC中、背後のスクリーン右上に出ていた「次の曲まで」のカウントダウンが0:00に近づき、慌てて告知をまとめにかかるメンバー。物々しいブザー音が鳴り響き、ステージが暗転すると、スクリーン上で10、9、8、とカウントダウンが始まった。3、2、1……。 


【写真】Sexy Zoneのライブツアーをもっと見る
「緊急速報」


「さあ行こう」


「次のSTAGEへ」


「東京」


「大阪」


「ドーム公演決定」 


 映し出された超弩級サプライズニュースに、声出し禁止の会場は、押し殺した悲鳴と割れんばかりの拍手に包まれた。明るくなったステージには、固く抱きあうメンバー3人の姿が。がっくりと頭を垂れ泣き崩れる松島聡は、菊池風磨と中島健人に「聡ちゃんどうした?」と心配され、「だいじょうぶですっ……」と裏返った声で応じた。その様子に、「大丈夫じゃないよ(笑)」と目を細める兄貴分2人。


「歴史的出来事が今日起こりました」「やっと来たー!」「いえぁーっ!」。それぞれ思いを爆発させて雄たけびをあげると、やにわに肩を組み、会場前方から後方へと続く花道を全力疾走した。くしゃくしゃな笑顔、感無量の清々しい笑み、涙をこらえる泣き笑い。最高の“いい顔”で駆けるウイニングランに、見守る1万5千人のSexy Lovers(Sexy Zoneのファンの呼称)の目にも光るものがあった。 


「ありがとうございます!」。走り終えると、息を切らしながらファンに何度も感謝を伝える3人。そして、松島「来たねえ」、菊池「マジで長かった」、中島「11年かかりました。ようやくだよ。数々の先輩、そして同年代、後輩、いろんな人がドームに立って、そのなかで俺たちはいつ行けるのかいつ行けるのかずっと考えたなかで、ようやく、たどりついた……!」と万感の思いを口にした。 


「11年間いろいろありましたけども、挑戦し続けるのかやめるのかっていう二択のなかで、Sexy Zoneはずっと挑戦し続けるという選択をしてきました。(嗚咽しながら)ほんとに、その二択を僕も一時期、改めて一人で考えさせてもらったときに、戻るという選択をして[※突発性パニック障害の治療のための活動休止を経て、一昨年復帰]。このステージから見たこの景色だったり、デビュー前から苦楽をともにしてきたスタッフのみなさん、メンバー、もちろん家族や友人もそうです、そして何よりもファンのみなさん。この、このみなさんを見たときに、また改めて僕はアイドルをやりたいと思いました。だから『挑戦する』を選んでよかったなと思ってます。今回、こういううれしい報告もできました。挑戦し続けるきっかけをまた作ってくださったのはみなさんです。勝利、そしてマリ(マリウス)の気持ちもふくめて、改めてお礼を伝えさせてください。本当にありがとうございます!」(松島) 



「これはほんとに、僕たちの一つの夢でしたし、デビューしたときから切に願っていたことです。ちょっと待たせすぎちゃったかな、なんていうふうにも思ってますが、こうしてここで発表できることを誇りに思います。ただ同時に、10年、11年と重ねていくと、大きいステージに立たせてもらえるというありがたみはもちろんなんですけど、このメンバーで、僕たちを応援してくれてるみなさんと一緒にステージに立たせてもらえるというのが、場所は関係なく、この上ない幸せだなと噛みしめるようになりました。そんな思いにさせてくれたのは、メンバー、スタッフのみなさん、それから、本当にみなさんのおかげだと思っております。ここから、Sexy Zone第2章、みなさん、ついてきてください、よろしくお願いします!」(菊池) 


「……お待たせ。10年越しの片想いがようやく実って、ついにドーム公演が決まりました! なんていう言葉で表していいかわからないんですけど、とにかくずっとステージに立ち続けるっていう気持ち。それを持ち続けるなかで、やっぱり、なんにも一人じゃできないんだということを、この10年間のなかでいろいろ感じてきました。活動していくなかで、どうしようかな、俺明日どうすればいいんだろうって迷ったときに、いつもメンバーから、こいつが頑張ってるから俺ももっと頑張らないとなっていうメッセージを受けて前進できてきました。そして前進したその先に、いつもファンのみんなが待ってくれていたことは、10年間一度も忘れたことはありません。その1分1秒を積み重ねてきたその先に、ようやく、10年待った、10年経った、10年願った、そのドーム公演に俺たちSexyがたどり着きました! この熱さ、絶対に忘れさせません。俺たちは最高のコンサートを作り上げます。なので、Sexy Loversは最高の思い出をドームで作ってください。俺たちは、Sexyドームを盛り上げます!」(中島) 



 当日ステージに立てなかった“大切な2人”、新型コロナウイルス感染により療養中の佐藤勝利、活動休止中のマリウス葉のことも、決して置いていかない。菊池が「勝利、マリウス、できたよー!」と報告すると、中島は「ここにいるよー」と隣を指し、宙に向かって「勝利―!」「マリウスー!」とヘッドロックのような熱い抱擁をお見舞い。そして松島は、佐藤から託されたコメントを泣きじゃくりながら読みあげた。 


「ファンのみんなへ。ドーム、決まったよ! デビュー当時からの夢が叶ったよ! だから泣いてないで笑ってよ、笑顔を見せてよ。うれし涙だってわかってるけど、喜びの笑顔にしたいんだよ。なぜなら、僕らの使命は人を笑顔にすることだから。それをドームでも叶えられるのは本当にうれしいです。みんなを待たせちゃったぶん、命を懸けて幸せにするよ。そして、一番大事な人たちにまずは伝えたかったので、ファンのみなさんの前で報告させて頂きました。横浜アリーナにいられなくてごめんね。すぐ元気になってステージに戻るので、あ、これ言えるじゃん、ドームで待ってるよ。P.S.報道陣のみなさん、このコメントも使ってください(笑) Sexy Zone 佐藤勝利」 


 5人と、5人を愛するSexy Loversたちの心がぎゅっと結ばれた、記念すべき「笑って泣いた」一日となった。 


来たる初ドーム公演は、12月16〜17日に東京ドームで、24〜25日に京セラドーム大阪で行われる。菊池は「……有休のほうをお願いしてもいいですか?」と笑いを誘い、松島は「初めてじゃない? クリスマスの日にクリスマスライブは初めてですね」とはしゃぎ、中島は「マジでほんと、クリスマスイブはデート絶対禁止だからな。俺らに予定、空けとけよ」と呼びかけ、それぞれキャラ全開で、ファンと再び会える年の瀬に胸を高鳴らせていた。 


取材 大谷百合絵(本誌)


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