親の"マイルール"が原因かも? 子どもとずっと一緒の夏休み、親のイライラをコントロールするコツ

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2022年08月17日 11:01  マイナビニュース

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1年のうちでもっとも長い夏休み。子どもと過ごす時間も長く、いくら親子とは言え互いにストレスが溜まりがちな時期でもあります。自身がイライラしてしまったり、子どもが怒りっぽくなったりすることに悩む方も多いのではないでしょうか。


前回に引き続き、小学生の保護者より寄せられたお悩みに対して、やる気スイッチグループが運営する個別指導塾「スクールIE」で多くの生徒を指導し、保護者の悩み相談にも答えてきた経験を持ち、自身も2児の父である石井雄一さんに答えてもらいました。


今回はイライラをコントロールするコツについてお悩みを頂戴しました。親子で一緒に過ごす時間が長くなる夏休みは、親子喧嘩も増えてしまいがちです。どうすれば親子共々、ストレスを溜めずに快適に過ごせるのか? お悩みごとにお話ししていきます。

時には「甘え」も大切



〜お悩み1〜夏休み中、子どもと毎日一緒に過ごすうち、些細なことでもイライラするようになってしまっています。かといって子どもを置いて外出するわけにもいかず、息抜きができない状態です。



長期休みであることに加えて、コロナ禍で外出や過ごし方にも気を遣う昨今ではストレスが溜まってしまいがちですよね。自分の時間を持ちたいというお気持ち、そしてそれがかなわない現状の苦しさ、とてもよくわかります。一歩引いて見てみますと、その状況はお子さんも一緒ですね。まず、その観点を持っていられるとお互い思いやりの気持ちを持ちやすくなるかと思います。



お子さんのどのような行動にイライラしてしまっていますか? 例えば、“長時間ごろごろしながらテレビを見ている”ことは、よく受けるご相談のひとつです。親御さんからすると、「規則正しい生活を送ってほしい」「夏休み中に苦手を克服させてあげたい」「夏休みだからできる特別な体験をさせてあげたい」と考えるからからこそ生じるイライラですよね。



一方で、お子さんからすると「夏休みだからこそゆっくりしたい」のです。親御さんが「週末はゆっくり過ごしたい」と思う感情と同じではないでしょうか。理不尽さが残るかもしれませんが、どれだけ寛容になれるかで親御さんのストレスは軽減されるかと思います。



また、「子どもは言うことを聞かないもの」という前提でいることも大切です。お子さんをテレビから遠ざけようとするよりも、テレビ時間が多少長くなってしまうことを容認する。「宿題は後でする」という主張を受け入れてみる。このように、お子さんの考えや行動を変えようとするよりも、基準を下げることで一緒に過ごしやすくなるのではないかと思います。



お子さんを甘えさせてあげることも、ご自身を楽にすることにつながります。同時におすすめしたいのは、親御さん自らが変わったことを先に見せることです。お子さんが勉強をしている時、親御さんはどのようにお過ごしですか? スマホを見ていたり、家事をしていたりすることが多いようであれば、いつもの行動を少し変え、本を読んだり、一緒に勉強したりしてみましょう。



勉強を促す声掛けをするよりも、集中力や持続性が上がるはずです。お互いに励ましや労いまでできると、なおお子さんのやる気が上がっていくことと思います。


○親の“マイルール”を見直す



〜お悩み2〜夏休みに飽きてきたのか、子どもが少しのことでイライラするように。ついむきになって毎日親子喧嘩です。


最初のご相談の際にもお伝えしましたが、お子さんは何にストレスを感じてしまっていますか? それを聞いてあげるだけでお子さんの気持ちが落ち着くことがよくありますし、原因は大人からすると些細なことかもしれません。大人よりも、年齢や金銭面、移動手段や情報を得る方法など、お子さんの方が自由にならないことが多いためです。



ストレス源はさまざまですが、原因になりがちなのは、親御さんの“マイルール”です。買い控えているもの、やることを制限しているものなどありませんか。お子さんのことを思って決めていることがほとんどだと思いますが、実は親御さんがやりやすいように決めている側面や都合があることも少なくありません。



新しいゲームソフトを欲しがった時、「勉強せずにゲームばかりしてしまうからダメよ」「誕生日でもクリスマスでもないから今は買えないよ」という対応はその一例です。ゲームソフトを買ってもらえることでお子さんのゲーム以外への意欲が上がることもあるのではないでしょうか。買ってあげるに値するくらい夏休み中たくさん我慢や協力をしてくれていないでしょうか。



そのように考えると、安い投資に感じるかもしれません。マイルールを見直すことは、イライラを解消するだけでなく、お子さんの自由な発想やチャレンジにも繋がるので、ぜひ試していただければと思います。

子どもの話を聞き、受け止める



そうは言っても、イライラから抜け出せないこともあるかもしれません。そのような時には周りの誰かに頼ってみてください。家族に限らず、お友だちやご近所の方など、意外と協力してくれる人が多いものです。1対1ではなく、環境を少し変えてみることは、気持ちを切り替えること、ポジティブに過ごすことのきっかけになり得ます。


どちらのお悩みにも共通する解決のためのポイントは、「お子さんの話に耳を傾け、寛容に受け止める」こと、悩みやイライラを抱え込まないことが大切です。



親子ともにストレスやイライラから解放されるためには、どうすればお互いにとって幸せな時間を過ごすことができるのか、と普段のこだわりを捨て最適解を考えてみましょう。残りの夏休みを楽しく過ごせるよう、応援しています。



石井雄一 いしいゆういち 2008年 株式会社やる気スイッチグループに入社。 「 スクール IE」の教室長 、ゼネラルマネージャーなど を 経て 、 やる気スイッチグループの研修部門責任者に着任。「 スクール IE」全般の研修構築、グループ社員対象のコミュニケーション研修コンテンツを構築する。教室長としては、一人ひとりの個性に合わせて志望校合格・成績アップに導き、保護者の悩みに 寄り添い 、 担当教室を生徒数全国ナンバー1に。 全国 1,000以上の教室を展開する「スクール IE」の教室長の講師のような存在でもある。 2児の父。 この著者の記事一覧はこちら(石井雄一)

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