2022鈴鹿8耐の正式順位結果が公示。レース後車検の対象全車両がクリアで順位の変動はなし

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2022年08月19日 17:10  AUTOSPORT web

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2022鈴鹿8耐:長島哲太(Team HRC)
8月7日、三重県の鈴鹿サーキットで『2022 FIM世界耐久選手権(EWC)第3戦 “コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース 第43回大会』の決勝が行われ、Team HRC(長島哲太/高橋巧/イケル・レクオーナ)が優勝を飾り、2位はKawasaki Racing Team Suzuka 8H(レオン・ハスラム/アレックス・ロウズ/ジョナサン・レイ)、3位はヨシムラSERT Motul(グレッグ・ブラック/渡辺一樹)が獲得した。

 翌8日に行われたレース後の車両検査では何か問題があったようだが、対象の全マシンに違反がなかったことが確認されたため、19日にようやく正式結果が公示され、暫定結果からの変更がないことが確認された。

 鈴鹿8耐は、EWCの1戦として行われているため、EWCのレギュレーションが適用される。レースウイーク前の4日には公式車検が行われたが、レースが終了した翌8日の9時から13時にもレース後車両検査が行われている。この車検は分解検査も含まれており、4日の公式車検より大掛かりとなり、マシンを分解して確認されている。

 そのレース後車検で何らかの問題があったようで、正式順位結果がなかなか公示されず、11日にFIM(国際モーターサイクリズム連盟)は「1〜10位を獲得したマシンのテクニカルコントロールが行われた」と以下のように声明を発表した。

「一部の部品はFIM本部に送られ、FIMが公認したマシンの基準部品と比較される。これらの部品がすべてFIMで管理されるまでは、レースの結果は暫定的なものとなる。この点に関するさらなる情報は、追って提供される予定だ」

 レース後の車検で違反と思われる車両のパーツが見つかり、FIMが再検証を行ったようで、登録されたホモロゲーションパーツとFIM本部に送られたパーツを比較。そこで、対象のパーツに問題がなかったことがわかり、レース後車検で対象となった全マシンが車検をクリアした。

 FIMは19日に「2022年FIM世界耐久選手権の一部である第43回鈴鹿8時間耐久ロードレースに続いて、上位10位に入ったとされたマシンのテクニカルコントロールが行われた。より詳細な分析を実施し、ホモロゲーション基準パーツと比較するために、一部のパーツは封印されてFIM本部に持ち帰られた」と発表した。

「これらすべての部品がFIMによって検査されるまで、レースの結果は暫定的なままだった。これらの追加検査が現在完了し、検査を受けた10台のマシンはすべてFIMテクニカルレギュレーションに準拠していることが判明した。これにより2022年の鈴鹿8耐の最終順位が確定した」

 時間がかかり発表は19日となったが、暫定結果から正式結果の変更はなく、全45台中、44台がチェッカーを受け、そのうち該当クラスの優勝チームが走行した周回数の75%を周回した34台が完走、1台がリタイアとなった。

このニュースに関するつぶやき

  • なるほど。グレーはホンダだったか。カワサキやスズキならあっさりと失格か順位降格だっただろうからね。
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