鈴木康介、大西流星の“究極の2択”返答に衝撃「さすがだなと思いました」

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2022年08月20日 08:01  TVerプラス

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なにわ男子・大西流星さんが主演を務め、ヒロイン役で桜田ひよりさんが出演するドラマL『彼女、お借りします』(テレビ朝日、毎週土曜26:30〜/ABCテレビ、毎週日曜23:55〜)。

原作は2017年に「週刊少年マガジン」(講談社)にて連載スタートし、2022年7月にはアニメ第2期の放送も決定している話題作。

女性に料金を支払い一定期間デートをすることができる“「恋人代行サービス」=レンタル彼女”をモチーフに、ダメダメながらもド直球な優しさをもつ主人公・木ノ下和也(大西)と、超絶美女なレンタル彼女・水原千鶴(桜田)との恋模様が展開されます。本作で、赤いメガネが特徴の和也の友人・栗林駿役を演じているのが、鈴木康介さんです。

いま注目を集めている本作の魅力に迫るべく、鈴木さんにインタビューを実施。役へのアプローチはもちろん、大西さんのキュートな一面、ユニークなやりとりなど、たっぷりと語っていただきました。

演じて分かった栗林の“魅力”

――まずは『彼女、お借りします』への出演が決まったときの感想を教えてください。

なかなか原作がある作品をやることがないので、不安でしたけど、モチベーション的には“絶対にやってやろう”という気持ちでした。

――すでに撮影が始まっているそうですが、その不安は消えていきましたか?(インタビューは5月に実施)

衣装合わせでは、いかに栗林に近づけられるかを考えていました。(原作)ファンの方からすれば「違うよ」なんて声もあるかもしれませんが、クランクインしてモニターを見たとき、自分の中では手応えがあって、“寄せられたんじゃないか”と少し安心しました。

――原作ありの役柄は難しいものですか?

難しいですね。だから、アニメを60回くらい見て、仕草や立ち振る舞いを研究しました。

――演じる栗林は、どんな人物ですか?

プライドが高く、喧嘩のシーンやウソをつくシーンなどもあるのですが、演じれば演じるほど、栗林を好きになっていきましたね。この作品に入る前に漫画もアニメも見たんですけど、正直言うと、読者目線・視聴者目線では“イヤなヤツ”だったんですよ。

でも、彼の中ではすごく考えているし、噛み砕いてみると“面白い人間なんだな”と感じました。原作は和也目線になって物語を見るからイヤなヤツと思われがちなんですけど、栗林目線からみると、そうせざるを得ないというか……。いろいろな発見がありました。

――ドラマは栗林目線で見るのも面白そうですね。

もちろん1回目は和也目線で見てほしいんですけど、TVerなどの見逃し配信もあるので、2回目、3回目は栗林目線で見ていただけると嬉しいです。

――撮影中のエピソードを教えてください。

ある回でボルダリングのシーンがあるのですが、台本上ではササッと登ってキメ顔をする、みたいな流れだったんですけど、やったことはないですし、ボルダリングしながら台詞を言わなくてはいけなかったので、撮影の前日に1人でボルダリング場に行って特訓しました。台詞をブツブツ言いながら練習していたので、ほかの利用者の方に変な目で見られましたね(笑)。

――主演を務める大西さんの印象を教えてください。

普段アイドルとして活躍されている方なので、俳優とは違ったオーラがあるというか、キラキラしているというか。どの瞬間を見ても美しいんですよね……。現場のアイドルでもあったし、ずっと見惚れていました。

――共演者ながらキュンとすることもあったんですか?

くしゃっとした笑顔とか、「暑い〜」と手で仰ぐ仕草とか、全部が可愛くてキュンとしましたね(笑)。ただ、20歳なので若いのかなと思いきや、お芝居すると同世代に感じるし、カメラが止まると“やっぱり20歳だ!”ってなるし……切り替えが上手な方だなと思いました。

――鈴木さんは現在24歳。大西さんは年下ですが、座長として頼りになる存在ですか?

現場が疲れてきたり、押してしまったり、少しピリピリしたときも、大西さんがみんなを和ませてくれますね。僕が20歳のときには絶対にできなかったことです。

――大西さんとお話をされていく中で、印象的なエピソードを教えてください。

「究極の2択ゲーム」を空き時間にしていたとき「ダンスが上手くなるか」「歌が上手くなるか」を出題したことがあったんですよ。どちらかを選んだら、どちらかが下手になるというルールだったのですが、大西さんは「歌」を選ばれたんですね。その理由が「ダンスは頑張ったら上達するけど、歌は生まれ持ったものだから歌を選ぶ」とおっしゃっていて……。気軽に振った問題だったんですけど、すごく考えさせられる答えが返ってきました(笑)。さすがだなと思いましたね。

――栗林は大学生ですが、鈴木さん自身はどんな学生だったんですか?

大西さんはすごくカッコいいけど、和也はモテるタイプではないし、イケメングループではないんですよ。僕もそんな和也や栗林たちに近かったかもしれないです。目立つ1軍にはいなくて、3軍くらいでワイワイするタイプ。「彼女ほしいな」と言いながら、少人数でバカやっている方が楽しかったです。

――同級生からアプローチはなかったんですか?

全然ないです。みんなで焼肉行くよりも、スーパーで買った肉でBBQするほうが安く済むので、大学生のときは毎日のようにやっていましたね。もし、そこに女性がいると、みんな慣れていないし、カッコつけて話さなくなっちゃうから(笑)、男ばかりでした。

――鈴木さんは、レンタル彼女についてどうお考えですか?

世間一般からすると、彼女がなかなかできない方が利用されるイメージがあるかもしれないですけど、レンタル彼女は、心を癒してくれる存在というか。和也もそうですけど、恋人にフラれてトラウマになってしまい、その“治療”として利用する方もいらっしゃると思います。初めてのデートで緊張する前に、1度お金を払って練習してみるのもありかなと思います。

――役者をはじめられて3年が過ぎたそうですね。さまざまな現場で経験を積まれているところだと思いますが、現段階で何をしている瞬間が一番楽しいですか?

お芝居中は絶対にほかのことを考えないようにしているんですけど、「OK!」という声が聞こえた瞬間は「楽しい!」と思いますね。ただ、もっと楽しいと思える瞬間もあって。それが、(撮影後)モニターを確認しにいって、“うまくできたと思ったのに、こんなにダメだったんだ!”と悩むとき。その“本当に難しいな”と悩んでいる時間が一番楽しいです。

これまで納得したことは1度もなくて、毎回ボロボロなんですけど、逆に「めっちゃうまくいった!」と思ったらどうなっちゃうんだろう、と不安になることもあります。傷ついて帰ることも多いんですけど、楽しいですね。

(取材・文:浜瀬将樹、写真:フジタヒデ)

<第5話あらすじ>テレビ朝日:8月20日(土)27:00〜/ABCテレビ:8月21日(日)23:55〜
遊覧船から転落した水原千鶴(桜田)を助けるため、後先構わず海に飛び込んだ木ノ下和也(大西)は、どうにか千鶴の救助に成功する。だが、自身は意識を喪失。そんな和也のため、今度は千鶴が心臓マッサージと人工呼吸を施す。その甲斐あって、和也は無事に意識を取り戻すが、客である自分に人工呼吸までしてくれる千鶴に対し、和也の気持ちはまたしても混乱。2人が契約を解消する時は刻々と近づいているというのに、千鶴と出会ってからの出来事を一つずつ思い返す和也は、ついに、“返却不可”な自分の本当の気持ちに気づいてしまう。

そんな中、和也は友人の栗林駿(鈴木)から彼女を紹介される。初めて会う駿の彼女の更科瑠夏(工藤美桜)は、千鶴に劣らぬ美少女だったが、和也はその顔に見覚えがあり……。
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