また今号の特徴として、ひとつのファッション企画を除く全てのシューティングで国内のブランドを起用。「エムエーエスユー(M A S U)」「ルルムウ(rurumu:)」「フミト ガンリュウ(FUMITO GANRYU)」「ランディ(RANDY)」「ダブレット(doublet)」「キディル(KIDILL)」といったブランドのアイテムを、様々な形でリアルクローズに落とし込んだ。国内ブランドをフィーチャーした意図について長畑は「コロナ禍以降、身近な環境や自分のことについて考える時間が増えた結果、"今こそ日本の媒体であるSTUDYは日本のブランドをきちんとレペゼンすべきじゃないか"という思いに至りました。あるいはそれは、 "#StopAsianHate"の気運の中で自らのアイデンティティを振り返る行為でもありました」と説明している。
「STUDY9」は9月4日から公式オンラインストアで先行販売を行うほか、9月17日から19日まで書店flotsam booksでローンチイベントを予定している。長畑は「コロナ禍によって一体何を失い、何を再発見したのか。とても一言では言い表せない気持ちや時代精神を表現するために、再び雑誌を作りました。本誌に登場する人たちの言葉やファッションビジュアルの集合体が、読者の皆さんや社会にとって少しでも前向きなパワーになることを祈って。ぜひ、ご期待ください」と語っている。