アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの起用方法についてコメントした。2日、スペイン紙『エル・ペリオディコ』が伝えている。
現在、グリーズマンはバルセロナから期限付き移籍の形でアトレティコ・マドリードに在籍している。レンタル期間の2年目に入った今シーズン、シメオネ監督はグリーズマンを後半途中から起用。それでもグリーズマンはラ・リーガの3試合で2ゴールと決定力の高さを披露しているのだが、シメオネ監督がグリーズマンを途中起用し続けるのには理由があると見られている。
それは、45分以上出場した試合が出場可能試合の50%以上になった場合、アトレティコ・マドリードがバルセロナから4,000万ユーロ(約55億9,000万円)でグリーズマンを買い取る義務が生じるという契約内容。この条項発動を避けるため、シメオネ監督が意図的にグリーズマンの起用時間を制限している可能性が一部メディアで報じられてきた。
3日に控えたラ・リーガ第4節のレアル・ソシエダ戦の前日会見に出席したシメオネ監督は、グリーズマンの起用方法について以下のようにコメントしている。
「皆さんは、10年前から指揮官としての私を知っていることと思う。私はクラブの人間だし、これからもそうありたい」
「30分間良いプレーをすることは、60分間悪いプレーをすることよりも重要なんだ」