ウルヴス、ジエゴ・コスタ獲得失敗なら…プランBはアンディ・キャロル？

ウルヴァーハンプトン（ウルヴス）は、現在フリーの元イングランド代表FWアンディ・キャロルを獲得する可能性があるようだ。6日、イギリス紙『テレグラフ』が報じた。

　ウルヴスは今夏に加入したオーストリア代表FWサーシャ・カライジッチがデビュー戦で前十字じん帯を損傷。メキシコ代表FWラウル・ヒメネスもコンディション面に不安を抱えており、前線の補強が急務となっている。

　そこで、かつてアトレティコ・マドリードやチェルシーで獲得した元スペイン代表FWジエゴ・コスタの獲得を画策。昨年1月にアトレチコ・ミネイロを退団した33歳と1年契約で合意し、メディカルチェックが予定されていた。

　しかし、D・コスタの労働許可証申請が却下され、同選手との契約締結が暗礁に乗り上げている。ウルヴスは異議を申し立てているが、判定が覆らない場合のプランBとして、キャロルの獲得を検討しているようだ。

　現在33歳のキャロルは2006年に地元クラブのニューカッスルでデビューし、2010年11月にはイングランド代表デビューを飾った。2011年1月には移籍金3500万ポンド（当時レートで約46億円）でリヴァプールへと完全移籍したが、金額に見合うだけの結果を残せず、2012年夏にウェストハムへと移籍。東ロンドンで7年を過ごし、2019年夏にニューカッスルへ復帰した。プレミアリーグでは通算248試合に出場し、54ゴールを記録している。

　2021年夏にニューカッスルを退団し、2021−22シーズンは2部のレディングとウェスト・ブロムウィッチでプレー。昨季のチャンピオンシップでは23試合5得点をマークした。