セビージャは、同クラブを率いるフレン・ロペテギ監督の進退に関わる会議を実施したようだ。7日、スペイン紙『エル・デスマルケ』が報じている。
ロペテギ体制4年目となる2022−23シーズン、DFジエゴ・カルロスやDFジュール・クンデらが退団した一方で、後釜としてDFマルコンとDFタンギ・ニアンズ、さらにMFイスコらを新戦力に迎えた。しかしセビージャは、ラ・リーガ開幕4試合で1分3敗の17位に沈むと、6日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループG開幕節マンチェスター・C戦で0−4の完敗。また、昨季ラ・リーガ最少失点数「30」の堅守を築いた守備陣は入れ替わりの影響もあってか、すでに12失点を喫しており、早急な立て直しが必須となっている。
セビージャの首脳陣はCLでの敗戦を受けて、ロペテギ監督の進退を協議したようだ。同紙によると、ペペ・カストロ会長やモンチSD(スポーツディレクター)らが話し合いを行った結果、10日に開催されるラ・リーガ第5節エスパニョール戦まで指揮を取らせる方針を固めたという。そして、同試合の結果とパフォーマンス次第で、ロペテギ監督の行く末が決定すると報じている。
また協議の結果は、主将DFヘスス・ナバス、MFイヴァン・ラキティッチ、MFフェルナンド、Mジョアン・ジョルダンの4名にも伝達されたと併せて報道している。
なお同紙は、後任としてマルセリーノ・ガルシア・トラル氏やマウリシオ・ポチェッティーノ氏、ホルヘ・サンパオリ氏らの名前が挙がっていることについて「候補者3名は、モンチSDが編成した現チームスタイルに100パーセント合致しているとは言えない」と指摘している。
果たして、ロペテギ監督は今季のラ・リーガにおける監督解任第一号となってしまうのだろうか。