チェルシーがポッター監督就任を発表! 三笘所属のブライトンからコーチ陣も“引き抜き”

0

2022年09月09日 00:36  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

チェルシーがポッター監督の就任を発表 [写真]=Getty Images
チェルシーは8日、ブライトンからグレアム・ポッター監督を招へいしたことをクラブ公式サイトで発表した。

 また、ブライトンの発表によると、アシスタントコーチのビリー・リード氏、コーチのビョルン・ハンベリ氏、リクルートアナリストのカイル・マコーリー氏、GKコーチのベン・ロバーツ氏もチェルシーへ旅立つことになるという。現地報道ではクラブOBで“レジェンド”でもあるブルーノ・サルトール・グラウ氏を暫定監督に指名する可能性が報じられていたが、ポッター監督の快進撃を支えていたブルーノ氏もチェルシー行きが決定。シーズン途中にもかかわらず、ブライトンはコーチ陣も引き抜かれる形となってしまった。

 今回の決定に伴い、ブライトンのU−21チームでコーチを務めているアンドリュー・クロフツ氏が、暫定監督としてトップチームを率いることも決まった。アシスタントを務めていたシャノン・ルース氏、セットプレーコーチのニック・スタンリー氏、アシスタントGKコーチのジャック・スターン氏がクロフツ暫定監督を支えるコーチングスタッフとなる。また、元イングランド代表MFアダム・ララーナが、暫定的に“選手兼コーチ”の役割を担うという。ララーナは今季のプレミアリーグで開幕3試合にスタメン出場し、第4節以降は負傷の影響でメンバー外となっていた。

 ポッター監督は2027年6月30日までの5年契約を結び、10日に行われるプレミアリーグ第7節フルアム戦が初陣となる。なお、イギリス紙『ガーディアン』によると、ブライトンに支払われる違約金は1600万ポンド(約26億円)になるようだ。

 チェルシーは7日、2020−21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)優勝などに導いたトーマス・トゥヘル前監督を電撃解任した。今夏にロシア人のロマン・アブラモヴィッチ氏からアメリカ人のトッド・ベーリー氏ら率いるグループに経営陣が変わり、移籍市場では2億6600万ポンド(約440億円)を投じて大型補強を敢行。しかし、ここまでのリーグ戦は3勝1分2敗。CLでも黒星スタートとなった。また、トゥヘル監督と上層部の間でチーム編成をめぐる齟齬が生じたことも、解任の大きな要因だと一部で報じられている。

 現在47歳のポッター新監督は、スウェーデン4部のエステルスンドで監督キャリアをスタートさせた。就任から5年で1部リーグ昇格を果たすと、2017年にはカップ戦を制覇。2017−18シーズンのヨーロッパリーグではベスト32に進出する快挙を成し遂げた。その功績が認められ、2018−19シーズンはスウォンジー(イングランド2部)を指揮した。

 2019年夏にブライトンの監督に就任すると、3シーズン連続でプレミアリーグ残留を達成。徐々に戦術を整えて昨季を9位で終えると、今季は開幕から4勝1分1敗の好スタートを切っていた。ブライトンでは今季から日本代表MF三笘薫がプレーしており、ポッター監督の引き抜きは同選手の起用法にも影響を与えることになりそうだ。

 ポッター監督は就任に際し、チェルシーのクラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。

「チェルシーという素晴らしいクラブを率いることとなり、信じられないほど誇らしく、興奮しています。チェルシーの新しいオーナーグループとパートナーシップを組むことになりました。エキサイティングな選手たちに会って、彼らと共に働き、素晴らしいファンの皆さんが誇りに思えるチームと文化を発展させることを楽しみにしています。また、私の決断を理解してくれたブライトンに感謝の言葉を伝えます。オーナーのトニー・ブルームを筆頭に、選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆さんには、クラブにいる間、継続的にサポートしていただいたことに心から感謝いたします」

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定