クリスタル・パレス、快足FWザハとの新契約締結を熱望…現行契約は来夏で満了

クリスタル・パレスが同クラブ所属のコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハとの新契約締結を目指しているようだ。7日、イギリス紙『サン』が伝えている。

　クリスタル・パレスとの現行契約が2023年6月末で満了を迎えるザハ。報道によると、クラブ側は1年以上前から同選手との新契約締結に向けて交渉を行っているという。ザハに対してはビッグクラブからの関心が度々報じられていることから、クリスタル・パレスとしては来年1月の冬の移籍市場開幕までに同選手と新契約を締結することを目指しているようだ。

　なお、今年11月に30歳を迎えるザハは、今後数年が自身のビッグクラブ移籍のラストチャンスだと考えており、ステップアップの移籍を希望しているとも伝えられている。また、過去のコメントなどから同選手がチャンピオンズリーグ（CL）やヨーロッパリーグ（EL）など大舞台でのプレーを熱望していることも明らかになっている。こうしたことから、ザハがクリスタル・パレスとの新契約に合意するかどうかは現状では不透明だと伝えられている。

　現在29歳のザハはクリスタル・パレスの下部組織出身。同クラブのトップチームを経て2013年1月にマンチェスター・Uに完全移籍で加入した。しかし加入後は十分な出場機会を得ることができず、他クラブへのレンタル移籍を繰り返した。2015年2月に完全移籍でクリスタル・パレスに復帰。同クラブでは主力として活躍しており、ここまで公式戦435試合87ゴール73アシストを記録している。今季もここまでプレミアリーグで5試合に出場し4ゴールを挙げている。

　近年、移籍期間を迎える度に他クラブ移籍の噂が報じられていたザハ。今夏の移籍市場でもチェルシーからの関心が明らかになっていたが、結局移籍は実現しなかった。果たしてクリスタル・パレスとの契約延長は実現するのだろうか。