【Amazonオリジナル番組『ザ・マスクド・シンガー』優勝者インタビュー】
皆さん 『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2、もうご覧になりましたか？ 脱落者がマスクを外すたびに驚いたり、「やっぱりあの人だったか」と予想が当たってホクホクしたり、超盛り上がりました。
実は、優勝者がわかる前から「『ザ・マスクド・シンガー』の優勝者インタビューをしませんか」とお話しをいただいていたので、私はドキドキしながら運命の最終回・エピソード9を観ていました。
勝ち残ったのはヴィーナス、アンブレラ、ヒーロー。この中から「もう一度見たいシンガー」の投票を行った結果、まず準決勝でヒーローが脱落し、決勝はヴィーナス vs アンブレラ。その結果、ヴィーナスが優勝しゴールデンマスクを手にしました。
ということで、優勝した「ヴィーナス」にインタビューをしてきましたよ〜！
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※ネタバレしているので、まだ優勝者を知らない方は要注意です！
【優勝したヴィーナス＝後藤真希インタビュー】
ヴィーナスの正体なんと……後藤真希さん！
正直、モーニング娘。のイメージが強かったのであんなに力強い歌声の持ち主だとは私は知らなかったので超ビックリです。
―『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2、優勝おめでとうございます！ 率直な感想を。
後藤真希さん
「ありがとうございます！ ステージで名前を呼ばれたとき、ビックリしすぎて子どもみたいに喜びを身体中で表現してしまいました（笑）」
―まず最初に、この番組の依頼があったときのことを教えてください。
「最初は “え！私???” と、すっごく驚きました。なんで自分にオファーが来たんだろう、と思いましたね。でもシーズン1を観て、マスクで正体を隠して歌うことにすごく興味がわきました。まだモーニング娘。のイメージが強くて、ソロ活動をしていてもモー娘。のイメージを超えられていないと思ってたので。だから、後藤真希であることを隠して歌うことで、私の歌声が皆さんにどんな風に届くのだろう…それが知りたくて、挑戦することにしたんです」
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―ヴィーナスさんは歌、ダンスパフォーマンスがすごく良かったのに加え、選曲も最高でした！ 安室奈美恵さんにSuperflyさん、小柳ゆきさんやSPEEDさんなど、踊れる曲も聴かせる曲もありましたよね。曲は後藤さんが決めたのですか？
「私とスタッフで相談をして決めました。それを『ザ・マスクド・シンガー』のプロデューサーさんに提出して、“じゃあ、こういう流れでいきましょうか” など、曲順を提案していただいて。選曲や曲順は、結構すんなりいったと思います。そのあとはキーを原曲のままのにしたり、少し下げたり、細かく調整しながら進めました。ダンスパーフォーマンスは時間がない中で必死に振り付けを覚えて、自主練習も相当やりました」
―本番前にやることいっぱいですね。歌、ダンスなど練習は大変でしたか？
「はい、大変でした！ 歌はボイストレーニングに通って、練習を積み重ねていきました。Superflyさんの『タマシイレボリューション』など、あんなパワフルな曲は歌ったことなかったので挑戦でしたね」
―中でも思い入れのある曲はありますか？
「SPEEDさんの『Go! Go! Heaven』ですね。私が初めて自分で買ったCDなんです！ でも歌ってみたら、とにかくキーが高くて。キーを合わせるだけでヘトヘトになっちゃいました（笑）。10代のときは余裕で高音の歌を歌えていたけど、大人になると難しい！ それでもちゃんと歌いたかったので、すごくたくさん練習をして歌えるようになりました。やればできるものですね」
【目を閉じてパフォーマンスをしていたヴィーナス】
―今回のマスクドシンガーの中でもスタイリッシュでかっこいい衣装だったと思いますが、最初に見たときの感想を教えてください。
「皆さんがご覧になったヴィーナスは、実は最初のデザインからかなり改良されているんです。特に顔のデザインはだいぶ変わって、よく見ると目のデザインがゴールデンマスクみたいなんです。また戦士という設定だったので、『美少女戦士セーラームーン』のマスクバージョンのつもりで演じていました」
―あのマスクは見えるようになっているのですか？
「見えないんです。視界は枝豆ひと粒くらいあるかどうか。特に足元が見えなくて怖かったです。ヴィーナスはダンスパフォーマンスが結構あったので、リハーサルをしっかりやりました。ダンサーさんとの距離や歩数など覚えて、身体に覚え込ませた感じです」
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―す、すごい…。見えない中であんな激しいパフォーマンスを！
「最初にステージでリハーサルしたときは、どこが正面かわからなくて “私はどっちを向いて歌えばいいの？” と、全然違う方を向いて歌っていたこともありました（笑）。やっぱり豆粒くらいの狭い視界で必死に見ようとすると集中力を欠くので、本番では思い切って目を閉じてパフォーマンスしていました」
―完璧なパフォーマンスの裏にそんなご苦労があったとは！
「ステージから退場するときも、ほかのマスクドシンガーの方の動きが見えないので “私こっちから退場していいんだよね？” みたいな感じでした。本当にずっと不安だったし、ずっとドキドキしていました」
【ヴィーナスは大泉洋さんが好き？ の真相】
―そういえば、司会の大泉洋さんが「ヴィーナスがチラチラ見てくる。僕のことを好きなのではないか」とおっしゃっていましたが。真相は？
「おっしゃっていましたね〜。でも正直、大泉さんの顔は全然見えていませんでした（笑）。私は話している人の方を見る癖があるみたいで、それがヴィーナスでも出ちゃってたみたいです。だからチラチラ見てくると思われたのかも」
―ということは、大泉さんの勘違いだったんですね（笑）。パネリストで出演していたアンタッチャブル・山��さんが「若い人がやらない仕草だから、往年のスターじゃないか」と推理したとき、プンスカ怒ってましたね。
「大丈夫、怒っていないですよ〜（笑）。ヴィーナスの姿でいると、なんか身振り手振りが大きくなってしまうんです。たとえば、ゆるキャラのふなっしーとかってアクションが大きいじゃないですか。ゆるキャラの心理と一緒なんでしょうか。大泉さんとのトークのときに、普段の私だったらやらないような動きが出ちゃったのは今でも不思議です」
―パネリストのPerfume・あ〜ちゃんは「ゴマキじゃないか」と、わりと早い時期に推理していました。ハロプロ独特の動きがあるとか、歌い方がゴマキっぽいと仰ってましたが、 “ハロプロ的な動き” ってあるんですか？
「それが、ハロプロの動きと言われても自分ではよくわからないんです。ただ歌い方に癖はあると思います。マスクドシンガーたちで歌った “LOVEマシーン” は、わかる人にはわかったかもしれないですね。でも声だけで当ててくれたのは、とても嬉しかったです！」
【ほかのマスクドシンガーの正体を当てた!?】
―ところで後藤さんは他のマスクドシンガーの正体は分かりましたか？
「結構わかりましたよ。ナイトさんは、声を聞いて一発でわかりました。めちゃくちゃよく聴いているシンガーなので “この圧倒的な歌唱力！ あの人しかいないでしょ！” って。ベンケイさんは素晴らしいダンスパフォーマンスでわかりました。全然わからなかったのはクレープさん。ずっと違う方だと思っていました（笑）」
―今回、『ザ・マスクド・シンガー』に出て得たものはありますか？
「“こんなに歌がうまいと思わなかった” とか、“ソロで歌っているんだね” など、よく言われたんです。この番組への出演が、私の歌手活動を知らなかった方にも知ってもらえるきっかけになって良かった！ と思います」
後藤真希（ごとう・まき）
東京都出身。1999年モーニング娘。3期メンバーとしてデビュー。2001年「愛のバカやろう」でソロデビュー。2007年ハロープロジェクトを卒業。2008年エイベックスに移籍。2009年「SWEET BLAK feat.MAKI GOTO」移籍後初リリース。SNSやYouTubeでも活躍中。YouTube「ゴマキのギルド」の「#歌ってみた」シリーズではさまざまなアーティストのカバー曲30曲投稿を実施。高評価を受けて、自身初のカバー曲メインのライブ「後藤真希LIVE TOUR 2022「歌ってみた~Songs of You and Me！~」開催している。
撮影（特写）・取材・文：斎藤 香（C）Pouch
ヘアメイク：Shizuka Aoyama
スタイリスト：Mika Yamashina
Photo：(C)2022 Amazon Content Services LLC All Rights Reserved
『ザ・マスクド・シンガー』シーズン2
『ザ・マスクド・シンガー』シーズン２
Prime Video にて、全9話独占配信中
MC：大泉洋
パネリスト：MIYAVI、Perfume、児嶋一哉（Ep7〜Ep9はMC）、滝沢カレン（Ep8.9）、山崎弘也 （Ep5.6.9）、森崎博之（Ep7〜9）、小林幸子(Ep3〜5）、水野美紀（Ep2）、土屋アンナ（Ep1.6〜8)
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