アビスパ福岡は11日、明治安田生命J1リーグ第29節横浜F・マリノス戦でのプレー並びにSNS等における誹謗中傷に関する声明を公式サイトで発表した。
同試合の6分、福岡のDF奈良竜樹のタックルを受けた横浜FMのFW西村拓真が左足首をひねるアクシデントが発生。西村はしばらくプレーを続けたものの、20分過ぎに自ら交代を申し出て、担架に運ばれてピッチを後にした。
福岡は上記のプレーについて、「意図的ではなかったものの、危険や誤解を生みかねないプレーであり、今後改めてフェアプレーとルール遵守に努めてまいります」と、再発防止を図ると約束した。なお、奈良本人も試合後に西村への謝罪を行っていた。
また、SNS上では横浜FM戦終了後から、福岡に所属する選手やその家族に対する「誹謗中傷、侮蔑的な投稿、個人を攻撃する極めて悪質な投稿」が散見されたという。福岡はこれらの投稿について、「クラブとして決して看過することはできません。Jリーグのガイドラインに則り、専門家等のアドバイスをいただきながら法的措置などを視野に入れ厳正に対処して参ります」とし、次のようにファン・サポーターへ呼びかけている。
「Jリーグ及びJクラブは、誹謗中傷、侮蔑的な投稿、個人を攻撃する等の行為のない世界を目指しており、撲滅に向け引き続き取組んで参りますので、皆さまもぜひご協力下さいますようお願い申し上げます」
なお、横浜FMも11日にSNSにおける誹謗中傷的な投稿に関する声明を発表し、「リスペクトをもった発信・行動」を行うよう注意喚起していた。