インテルが“キラー”ジェコの活躍でプルゼニに勝利

チャンピオンズリーグ（CL）・グループC第2節が13日に行われ、プルゼニ（チェコ）とインテル（イタリア）が対戦した。

　お互いに初戦を落として迎えた今節、バイエルン相手に黒星を喫したインテルにとっては勝ち点3が必須となる状況。インテルはGKにアンドレ・オナナを、最終ラインにはフランチェスコ・アチェルビを起用し、最前線にはエディン・ジェコとホアキン・コレアが入った。一方のプルゼニはバルセロナ戦と同じ11人がスタメンに名を連ねた。

　試合は序盤からインテルがボールを支配。すると20分、ロビン・ゴセンスのポストプレーからボックス中央でボールを収めたホアキン・コレアがボックス左のジェコヘパス。これをジェコが右足で流し込み、インテルが先手を奪った。幸先良く先制したインテルだったが、その後は思うような攻撃を展開できず、43分にはカウンターから再びジェコに決定機が訪れたが、ボックス右から狙ったシュートはGKに阻まれ、こぼれ球に反応したムヒタリアンのシュートもDFにクリアされた。

　前半を最小失点で凌いで後半に望みをつないだプルゼニだったが、61分にパヴェル・ブハがニコロ・バレッラに対する危険なタックルによりレッドカードを提示されて退場。数的にも優位な状況となったインテルは70分、カウンターからジェコのパスをボックス右で受けたデンゼル・ダンフリースがゴールネットを揺らし、リードを広げた。

　結局、試合はそのまま終了を迎え、インテルが2−0で勝利。プルゼニ相手に直近の6試合で9得点目となるゴールを挙げた“プルゼニキラー”ジェコが1得点1アシストの活躍を見せ、バルセロナとの連戦を前に勝ち点3を加えることに成功した。

【スコア】
プルゼニ　0−2　インテル

【得点者】
0−1　20分　エディン・ジェコ（インテル）
0−2　70分　デンゼル・ダンフリース（インテル）

【スタメン】
■インテル（3−5−2）
GK：オナナ
DF：シュクリニアル、アチェルビ、バストーニ（64分 ダンブロージオ）
MF：ダンフリース、バレッラ（72分 ガリャルディーニ）、ブロゾヴィッチ（84分 アスラニ）、ムヒタリアン（72分 チャルハノール）、ゴセンス
FW：ジェコ、コレア（72分 L・マルティネス）