チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第2節が13日に行われ、マンチェスター・C(イングランド)とドルトムント(ドイツ)が対戦した。
6日に行われた今季のCL初陣では、マンチェスター・Cは敵地でセビージャ(スペイン)と対戦。アーリング・ハーランドの2得点を含む大量4ゴール奪い、敵地で大勝スタートを切った。対するドルトムントもホームでコペンハーゲン(デンマーク)相手に3ゴールを記録。今季のCLを良い形でスタートさせ、“イングランド王者”との第2節に臨むこととなっていた。
マンチェスター・Cのスターティングメンバーには、ジョアン・カンセロ、ロドリ、ケヴィン・デ・ブライネらお馴染みの面々が並んだ。今季の公式戦8試合の出場で12ゴールを挙げている“怪物”ハーランドも先発入り。今夏にドルトムントから移籍してきたマヌエル・アカンジと共に、早速の“古巣戦”に臨む。一方、ドルトムントはコペンハーゲン戦からスタメンを3枚変更。マッツ・フンメルス、エムレ・ジャン、ジョバンニ・レイナが先発名を連ねた。
前半は拮抗した展開が続き、互いに多くのシュートチャンスは作れず。スコアレスで折り返した後半、試合を動かしたのはアウェイチームだった。56分、レイナの蹴った右コーナーキックがファーサイドに流れると、ボールを拾ったマルコ・ロイスはシュートのような鋭いクロスボールを供給。ニアサイドに飛び込んだジュード・ベリンガムがヘディングシュートを沈め、ドルトムントが先手を取った。
悲願の“ビッグイヤー”獲得に向けて、ホームで負けられないマンチェスター・Cも反撃に転じる。65分、デ・ブライネの浮き球スルーパスからボックス右の深い位置に侵入したハーランドが右足で狙うも、シュートはポストに嫌われた。71分には左サイド大外に開いたカンセロが内側のフィル・フォーデンを使うと、ペナルティエリア左からグラウンダーのクロスを送る。ファーサイドにはハーランドが待っていたものの、フンメルスにクリアされてフィニッシュまで持ち込めない。
マンチェスター・Cにとっては苦しい時間帯が続いたものの、80分に試合を振り出しに戻す。カンセロのサイドチェンジが右サイド開いた位置のデ・ブライネへ渡ると、ワントラップからマイナスへと折り返し。パスを受けたジョン・ストーンズがペナルティエリア手前から右足を振り抜くと、強烈な一撃がニアサイドを射抜いた。
完全に勢いに乗ったマンチェスター・Cは84分、ボックス手前の絞った位置でボールを持ったカンセロが、右足アウトサイドでクロスボールを供給する。DFの背中を狙ったボールにハーランドが合わせ、逆転に成功した。
試合はこのままタイムアップ。開幕節を白星で飾っていたチーム同士の一戦は、マンチェスター・Cに軍配が上がった。次節は10月5日に行われ、マンチェスター・Cはホームにコペンハーゲンを迎える。一方、ドルトムントは敵地でセビージャと対戦予定だ。
【スコア】
マンチェスター・C 2−1 ドルトムント
【得点者】
0−1 56分 ジュード・ベリンガム(ドルトムント)
1−1 80分 ジョン・ストーンズ(マンチェスター・C)
2−1 84分 アーリング・ハーランド(マンチェスター・C)
【スターティングメンバー】
マンチェスター・C(4−3−3)
GK:エデルソン
DF:ストーンズ、アカンジ、アケ、カンセロ
MF:ロドリ、デ・ブライネ、ギュンドアン(58分 B・シルヴァ)
FW:マフレズ(58分 アルバレス)、ハーランド(90+2 フィリップス)、グリーリッシュ(58分 フォーデン)
ドルトムント(4−3−3)
GK:マイヤー
DF:ムニエ、ズーレ、フンメルス、ゲレイロ
MF:エズジャン(88分 アディエミ)、E・ジャン、ベリンガム
FW:ロイス(88分 ムココ)、モデスト(78分 シュロッターベック)、レイナ(62分 マレン)