ラツィオは16日、ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第2節ミッティラン戦を現地で観戦したサポーター225名にチケット代を返金すると発表した。
敵地『アリーナ・ヘアニング』に乗り込んだラツィオは、前半だけで2失点を喫すると、52分にはPKで3点目を奪われる。57分に途中出場のMFセルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチが1点を返したが、その後さらに2失点を喫し、1−5の大敗を喫した。
試合後、マウリツィオ・サッリ監督はチームのパフォーマンスに怒りを爆発。「責任は私にあるが、その上で選手に向き合いたい。この3日間、謙虚であろうと話してきたのに、まるで4−0で勝っているかのような試合運びをする傲慢なチームを見た。もし問題が私であるなら辞任するが、選手が原因なら即座に売却すべきだ。チームの中に“ウイルス”をばらまく者が必ずいるのだ」と語り、選手たちの姿勢を批判した。
また、キャプテンのFWチーロ・インモービレも「ローマから見に来てくれたファンには申し訳ない。一歩前進したいのに、十歩後退してしまった。僕たちにとっても、ここまで来てくれたファンにとっても、予想外の敗北だ」とファンに謝罪していた。
大敗から一夜明けた16日にラツィオはクラブの公式Twitterを更新。「ラツィオは、昨日デンマークにいた225人のサポーターにミッティラン対ラツィオ戦のチケット代を返金します」と、往復約3800キロの長旅でチームの不甲斐ない戦いを見せつけられた一部のラツィアーレに対する償いを発表した。
EL・グループステージ第3節は10月5日に行われ、ラツィオは敵地でシュトゥルム・グラーツ(オーストリア)と対戦する。
【ハイライト動画】ミッティラン 5−1 ラツィオ