福岡が9試合ぶりの勝ち点「3」獲得! 山岸が2ゴールで勝利に導く

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2022年09月17日 21:10  サッカーキング

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福岡と清水が対戦した [写真]=J.LEAGUE via Getty Images
明治安田生命J1リーグ第30節が17日に行われ、アビスパ福岡と清水エスパルスが対戦した。

 福岡は現在3連敗中で8戦未勝利。得失点差で16位ヴィッセル神戸に追い抜かれ、現在自動降格圏内の17位に位置している。一方で現在12位の清水は、前節湘南ベルマーレ相手に後半アディショナルタイムの失点で痛いドロー。自動降格圏とは僅か勝ち点差「4」であり、少しでもそこから遠ざかるために勝利が欲しいところだ。

 11分、清水は右サイドから攻撃を展開。クロスはGK村上昌謙に弾かれるも、こぼれ球を拾ったホナウドがシュート。しかし、ここもGK村上が好対応を見せ、失点は許さず。

 27分、スローインの流れからルキアンが収め、最後は山岸祐也がシュートを放つもミートせず。先制点とはならなかった。

 29分、清水が先制。左サイドから山原怜音がクロスを入れると、ヤゴ・ピカチュウがペナルティーエリア内に突撃。このボールには触れなかったが、そのままゴールに吸い込まれた。清水が1点をリードする。

 36分、福岡はペナルティーエリア手前でフリーキックを獲得。これを、中村駿がコースを狙うキックで沈め、同点に追いつく。中村にとっては嬉しいJ1リーグ初ゴールとなった。

 勢いに乗る福岡は40分にも、金森健志がカットインで清水ゴールを襲うが、GK権田修一にキャッチされ、逆転までは至らず。しかし42分、福岡は左コーナーキックを獲得。最後は山岸が押し込み、逆転に成功。当初はオフサイドの旗があがったものの、VARが介入し、ゴールに判定が覆った。

 後半開始早々の49分にも福岡に追加点。中盤でセカンドボールを拾うと、抜け出した山岸が冷静に沈め、この日2点目。福岡には大きな3点目となった。

 しかし、58分に清水もPKを獲得。ホナウドが中村に後ろから倒されたことで、点差を縮めるチャンスが訪れる。これをチアゴ・サンタナが決め、1点差に詰め寄る。

 追いつきたい清水は、85分に右CKを獲得。山原が放ったキックは、途中出場の中山克広が頭で合わせるも、GK村上の好守に阻まれる。

 試合はこのまま終了。福岡が9試合ぶりの勝利を掴み、暫定ながら降格圏を脱出した。一方で清水は福岡との勝ち点差「1」に詰め寄られた。

 次節は10月1日に行われ、福岡はヴィッセル神戸をホームに迎え、残留争いのライバルとの“直接対決”を戦う。一方、清水も同じくホームでの一戦となり、ジュビロ磐田との“静岡ダービー”に臨む。

【スコア】  
アビスパ福岡 3−2 清水エスパルス

【得点者】
29分 0−1 山原怜音(清水)
36分 1−1 中村駿(福岡)
42分 2−1 山岸祐也(福岡)
49分 3−1 山岸祐也(福岡)
60分 3−2 チアゴ・サンタナ(清水/PK)

【スターティングメンバー】
(福岡)
村上昌謙(GK);前嶋洋太、ドウグラス・グローリ、宮大樹、志知孝明;ジョルディ・クルークス、中村駿、前寛之、金森健志(70分→田邉草民);山岸祐也(90+7分→三國ケネディエブス)、ルキアン(65分→フアンマ)

(清水)
権田修一(GK);原輝綺(80分→岸本武流)、立田悠悟、鈴木義宜、山原怜音;ヤゴ・ピカチュウ(70分→中山克広)、白崎凌兵、ホナウド、乾貴士(70分→鈴木唯人)、チアゴ・サンタナ、カルリーニョス・ジュニオ(80分→北川航也)

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