セリエA“首位決戦”を制したのはナポリ! ミランはジルーが3戦連発も今季初黒星

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2022年09月19日 05:48  サッカーキング

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ナポリがミランに勝利 [写真]=Getty Images
セリエA第7節が18日に行われ、ミランとナポリが対戦した。

 今季セリエAの首位争いをけん引する2チームが激突する。ミラン、ナポリともにここまでの成績は4勝2分。アタランタとの3チームを含めて勝ち点「14」はリーグトップの数字だ。両チームともにチャンピオンズリーグ(CL)でも無敗を維持しており、どちらが先に“土をつける”のかに注目が集まる。

 ミランは前節のサンプドリア戦で退場処分となったラファエル・レオンが出場停止に。2列目にはアレクシス・サレマーカーズ、ラデ・クルニッチ、シャルル・デ・ケテラーレが並んだ。セリエAで2試合連続ゴール中のオリヴィエ・ジルーも先発に名を連ねている。一方、ナポリは直近のCL・レンジャーズ戦からスターティングメンバーを1名変更。ジョバンニ・シメオネに代わってジャコモ・ラスパドーリが最前線に入った。

 最初に決定機を迎えたのはミラン。12分、高い位置でダヴィデ・カラブリアがボールを奪うと、デ・ケテラーレ、サンドロ・トナーリと繋ぐ。ボックス手前でボール受けたクルニッチが難しい体勢から縦パスを送ると、反応したジルーは左足フィニッシュ。狙い澄ました一撃はクロスバーを直撃した。

 対するナポリは35分、ピオトル・ジエリンスキのクロスボールからマッテオ・ポリターノが頭で狙うも、GKマイク・メニャンに防がれる。ミランの方がボールを握る時間帯が長かったものの、試合は五角の様相を見せ、前半はスコアレスで終了した。

 後半に入ると試合の均衡が破れる。50分、左サイド高い位置でパスを受けたフヴィチャ・クヴァラツヘリアが積極的な仕掛けを見せると、ペナルティエリア内で鋭い切り返しからファウルを誘発する。このPKをポリターノが落ち着いて沈め、アウェイチームのナポリが先手を取った。

 1点を追うミランも反撃へ。67分、ボックス手前でデ・ケテラーレからのパスを受けたジュニオール・メシアスがコンパクトな振りから左足で狙うも、シュートはGKアレックス・メレトに防がれる。直後の69分にもミラン。ブラヒム・ディアスからのパスを受けたデ・ケテラーレがボックス左横にスルーパスを送ると、抜け出したテオ・エルナンデスはワントラップから低いボールを供給。最後はジルーが流し込み、試合を振り出しに戻した。ジルーはセリエAで3戦連発となっている。

 同点に追いつかれたナポリだったが、その後も慌てることなく試合を進めると、78分に勝ち越しに成功する。マリオ・ルイからのアーリークロスに反応したのは途中出場のシメオネ。狙い澄ましたヘディングシュートをゴール右隅に沈め、ナポリが再びリードを奪った。

 再びビハインドとなったミランは86分にビッグチャンスを作る。左サイドを駆け上がったテオ・エルナンデスが中央へ切り込みスルーパスを送ると、ジルーがわずかに触り、最後はピエール・カルルがフィニッシュ。この一撃はクロスバーを叩いた。

 ミランは最後まで攻撃を続けたが、これ以上スコアは動かせず。試合はこのままタイムアップを迎えた。白熱の“首位決戦”はナポリが制し、今季無敗を継続している。ミランは今季初黒星となり、順位も5位に後退することとなった。

 次節は10月1日に行われ、ミランは敵地でエンポリと対戦する。一方、ナポリはホームにトリノを迎える予定だ。

【スコア】
ミラン 1−2 ナポリ

【得点者】
0−1 55分 マッテオ・ポリターノ(PK/ナポリ)
1−1 69分 オリヴィエ・ジルー(ミラン)
1−2 78分 ジョバンニ・シメオネ(ナポリ)

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