セリエA第7節が18日に行われ、ローマとアタランタが対戦した。
前節エンポリ戦に続く連勝を狙うローマが、リーグ戦未だ負けなしのアタランタをホームに迎えての一戦。ローマはニコロー・ザニオーロやタミー・アブラハムらが先発出場。対するアタランタはジョルジオ・スカルビーニやマリオ・パシャリッチなどがスタメンに名を連ねた。
試合の均衡が破れたのは35分、スルーパスに抜け出したラムラス・ホイルンドがボックス内右でボールをキープし、マイナス方向へのパスを中央に供給。走り込んできたスカルビーニがワントラップから右足で狙うと、放たれたシュートはゴール右下隅に突き刺さり、アタランタが先制に成功した。
41分、ザニオーロのポストプレーを受けたロレンツォ・ペッレグリーニがダイレクトでDFラインの背後へスルーパスを供給。抜け出したアブラハムがボックス内に持ち運び、GKと一対一の決定機を迎えるも、右足で放たれたシュートは惜しくも枠の左へ。直後の42分には、アブラハムのスルーパスに抜け出したロジェール・イバニェスがボックス内からシュートを放つも、タイミング良く距離を詰めたGKマルコ・スポティエッロの好セーブに阻まれ、得点には至らなかった。
45分、アブラハムとの連携でボックス内左に抜け出したネマニャ・マティッチが中央に折り返し、アブラハムがこれをダイレクトで狙うも、GKスポティエッロが見事にこれをストップ。終盤にかけて好機を作ったローマだったが、ゴールネットを揺らすことはできず、前半はアタランタの1点リードで終了した。
迎えた後半、1点ビハインドのローマにアクシデント。アタランタのボックス内でザニオーロとアタランタDFカレブ・オコリが互いにユニフォームを掴み合った状態で転倒。ローマ側はPKをアピールするも、主審の判定はザニオーロのファウル。するとこの判定に納得のいかないローマのジョゼ・モウリーニョ監督は審判団に対し執拗に抗議。結果、主審からレッドカードを提示され、退場処分となった。
67分、右CKにイバニェスが合わせるも、強烈なヘディングシュートは惜しくも枠の右へ。73分にはボックス内右でボールを受けたザニオーロが左足で狙うも、シュートは枠の上に外れた。
その後も攻め続けるローマ。途中出場のエルドル・ショムロドフに2本の惜しいシュートがあったものの、いずれも枠を捉えることはできず。ラストパスやフィニッシュの精度を欠き、アタランタの堅守を崩すことができない。
試合はこのまま1−0で終了し、アタランタがリーグ戦無敗をキープした。一方、敗れたローマはリーグ戦今季2敗目となった。次節、ローマは10月1日にアウェイでインテルと、アタランタは10月2日にホームでフィオレンティーナと対戦する。
【スコア】
ローマ 0−1 アタランタ
【得点者】
0−1 35分 ジョルジオ・スカルビーニ(アタランタ)