広島、仙田信吾代表取締役社長が声明を発表「相手チームへのリスペクトを改めて…」

0

2022年09月20日 14:28  サッカーキング

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

サッカーキング

サンフレッチェ広島は20日、仙田信吾代表取締役社長が声明を発表
サンフレッチェ広島は20日、代表取締役社長を務める仙田信吾氏がクラブ公式サイトで声明を発表した。

 発表によると、9月17日に豊田スタジアムで開催された明治安田生命J1リーグ第30節名古屋グランパスvsサンフレッチェ広島戦において、当該クラブの一部サポーターによるリスペクトに欠ける行為を確認したという。これを受けて、仙田信吾代表取締役社長はクラブ公式サイトで謝罪するとともに、改めて相手チームへのリスペクトを呼びかけた。

「9月17日(土)の名古屋グランパス戦は、勝利をお届けすることができませんでした。アウェイの豊田スタジアムに駆け付けていただいた皆様をはじめ応援いただく皆様、申し訳ありませんでした」

「一つ残念だったのは、名古屋さんの試合前に行われた30周年セレモニーの最中、サンフレッチェ応援席からブーイングが起こったことでした。私たち同様にオリジナル10の名古屋さんにとって、大切な時間だっただけに残念でなりません。サンフレッチェ広島のプレイスタイルは、『フェアですがすがしく』『ひたむきで』『常にゴールに向かう姿勢』です。同時に、チームの『行動規範』には、最善の努力やルールの尊重と共に、『相手の尊重』を謳っています。初代総監督だった今西和男さんは、一人前の社会人たれと強く指導し、それがあって、他チームでも日本サッカー界全般でも、広島出身の指導者が数多く活躍し続けています」

「私たちはサンフレッチェ広島を応援していただく皆様に、相手チームへのリスペクトを改めて強くお願いいたします」

「被爆の2年後、今の高校サッカー選手権にあたる全国大会で広島高等師範付属中学校が優勝したという奇跡の記録があります。それ以来、広島の高校生たちは『広島が死んじゃあおらんいうのを、見せるんじゃ』と強い気持ちで臨み、全国制覇を続けました。その負けん気がサッカーを強くしました。いっぽう、当時は、どの町も敗戦から立ち直るのに精いっぱいでしたが、広島には海外を含め全国から支援が寄せられました。そのシンボルが平和大通りの整備に全国から贈られた『供木』です。今の100m通りに約150種類ともいう2千本もの樹木が育ち、珍しい樹木も交じって今夏も熱い日差しから守ってくれたのは、広島に寄せられた全国からの励ましだったのです」

「今日は19:00からレジーナのカップ戦、明日は19:00キックオフでルヴァン・アウェイ福岡戦、そして25日はエディオンスタジアムで福岡戦です。広島らしい応援スタイルを宜しくお願い申し上げます」

    ランキングスポーツ

    前日のランキングへ

    ニュース設定