レスターに所属するベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスが、残留した決断を後悔していないことを強調した。20日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
今シーズンのレスターはプレミアリーグ開幕戦でブレントフォードと2−2で引き分けて以降、アーセナル、サウサンプトン、チェルシー、マンチェスター・U、ブライトン、トッテナムに敗れ、リーグ戦6連敗。ここまでリーグ唯一の未勝利で最下位に沈んでいる。
アーセナルからの関心などが伝えられていたティーレマンスは今夏の移籍市場で退団の可能性があったものの、最終的には残留を選択。ここまでリーグ戦全7試合に出場し、1ゴール1アシストを記録しているものの、チームを勝利へと導くことはできていない。
9月のUEFAネーションズリーグに臨むベルギー代表に合流したティーレマンスは「レスターでは今、厳しい状況にあるから、ここ(ベルギー代表)でフレッシュな空気を吸えるのは嬉しい」と率直な心境を明かしつつ、次のように続けた。
「クラブでうまくいっていないことは明らかだ。チームとしてできることは全部やっているけどね。レスターでは連続した敗戦がグループ全体に影響を与えてしまった。バッテリーを再充電させるためにもこの休みの期間をうまく利用する必要がある。ずっと頭の中を駆け巡っているので、忘れることは難しい。子どもたちだけが時々そのことを忘れさせてくれている」
また、レスターとの現行契約が2023年6月30日までとなっているティーレマンスは「現時点で契約の状況についてあまり多くを語ることはない」と明言を避けた一方で、「いつも言っていたようにプロジェクトが正しいものでなければならないから今夏はレスターを離れなかった。レスターの状況が悪いからと言って残留を後悔する必要はない」と自身の選択に後悔はないと語った。