レアル・ソシエダは、同クラブに所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディとの契約延長に向けて動いているようだ。22日、スペイン紙『アス』が報じている。
1999年2月2日生まれのスビメンディは現在23歳。スペイン北部の都市サン・セバスチャンで産声をあげたスビメンディは、地元のレアル・ソシエダへと入団した。『スビエタ(練習場)』で着実に成長を重ねると、2019年4月にトップチームデビュー。昨夏に行われた東京オリンピック2020にも出場し、U−24スペイン代表の銀メダル獲得にも貢献した。今シーズンもここまでのラ・リーガ全6試合に出場している。
そんな中、バルセロナがスビメンディ獲得に関心を寄せていることが報じられていた。MFセルヒオ・ブスケツが近い将来クラブを離れる可能性がある為、バルセロナは同選手の後釜としてスビメンディに白羽の矢を立てたという。それでもレアル・ソシエダは、スビメンディとの契約延長で合意に達することができると確信しているようだ。
『アス』によると、今年7月末から8月上旬にかけてレアル・ソシエダは、スビメンディとの契約延長合意に近づいていたという。しかしながら、アレクサンデル・イサクのニューカッスル移籍や、ウマル・サディクとアレクサンデル・セルロートの移籍交渉などが相次いだことで、スビメンディとの話し合いを一旦保留し、落ち着いてから再開するという決断を下していたと報じている。
レアル・ソシエダとスビメンディの現行契約は2025年6月30日までとなっており、契約解除条項は6000万ユーロ(約85億円)と伝えられている。そしてレアル・ソシエダは、2028年6月30日までの3年間の新契約を提示するという。また、契約解除条項を1億ユーロ(139億円)程度に引き上げるつもりだと『アス』は併せて伝えている。
果たして、来季以降もスビメンディは『アノエタ(レアル・ソシエダの本拠地)』でプレーすることとなるのだろうか。