リーグ戦15位に沈むも…ラキティッチ、ロペテギ監督への揺るがない信頼「何も変わっていない」

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2022年09月29日 11:36  サッカーキング

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ラ・リーガ再開に向けて意気込むMFラキティッチ [写真]=Getty Images
セビージャの元クロアチア代表MFイヴァン・ラキティッチが、シーズン序盤戦を振り返った。28日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 昨季ラ・リーガでは最少失点数「30」を記録し、チャンピオンズリーグ(CL)圏内となる4位フィニッシュを成し遂げたセビージャ。しかしながら、今夏の移籍市場で守備陣の要であったDFジエゴ・カルロスとDFジュール・クンデが退団すると、ここまでのリーグ戦6試合で11失点を喫するなど堅守が崩壊した。セビージャは第6節終了時点で僅か1勝にとどまっており、15位に沈んでいる。

 開幕スタートダッシュに躓いたものの、直近の公式戦3試合で1勝2分と負けなしのセビージャ。9月の代表ウィークを挟んで、まもなくラ・リーガ再開を迎える中、ラキティッチは「まだ決定的なものではないけど、特にあのようなスタートを切った後では、とても重要なことだ。ブレイク後は物事をはっきりさせ、強さと一体感を持ったピッチで、かつてのチームに戻らなくてはならない。強敵との対戦で再スタートのチャンスを得たからには、最高のレベルで臨む必要がある」と意気込む。続けて「僕たちの使命は、セビージャのエンブレムを可能な限り守り抜くこと。改善しなければならないことは明白だ。セビジスタのみんなが勝利を楽しめるよう、取り組んでいく。その喜びを、僕たちは返さなければならない」とセビージャの選手として戦う覚悟を示した。

 2019年夏にセビージャの監督に就任すると、ヨーロッパリーグ優勝やラ・リーガでクラブ史上最多勝ち点となる『77』を獲得するなどの手腕を発揮してきたフレン・ロペテギ監督。しかし、4年目となる今季は苦しい戦いが続いており、解任の噂が後を絶たない同指揮官について、ラキティッチは「お互いのコミュニケーションが大切。何も変わっていない。ロペテギ監督への信頼は絶対で、毎日一生懸命働いている」と語りつつ、「僕たちはみんな、『ナンバーワンはセビージャ。今ある力を取り戻さなければならない』とはっきり思っている。今後も改善を続けていくよ」と今まで築き上げてきたロペテギ監督との関係性は揺るがないもの、と明かしている。

 来年3月には35歳の誕生日を迎えるラキティッチ。今季の公式戦6試合に出場している同選手は「コンディションはとても良く、今まで以上にサッカーを楽しめている。この先起こることは、僕にとっても、クラブにとっても、とてもいいことのはずだ。チームに多くのものを与えることができるだろう」と自身のコンディションに触れるとともに、チームへ還元していくことを誓った。

 4シーズン連続となるCL圏内でのフィニッシュを目指すセビージャ。15位からの巻き返しを図りたい同クラブは、10月1日に行われるラ・リーガ第7節でアトレティコ・マドリードを『ラモン・サンチェス・ピスフアン』に迎え入れる。

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