ポール争いはドゥカティ対決に。マルコ・ベゼッチが最高峰クラスで初ポール獲得/MotoGP第17戦タイGP

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2022年10月01日 18:30  AUTOSPORT web

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マルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)/2022MotoGP第17戦タイGP
10月1日、MotoGP第17戦タイGPの予選がチャン・インターナショナル・サーキットで行われ、MotoGPクラスはマルコ・ベゼッチ(ムーニーVR46レーシング・チーム)が最高峰クラスで初のポールポジションを獲得した。

 前戦日本GPでポールポジションを獲得したマルク・マルケス(レプソル・ホンダ・チーム)は、タイGPの予選ではQ1を突破してQ2に挑み、8番手。長島哲太(LCRホンダ・イデミツ)は22番グリッドを獲得している。

 フリー走行3回目は気温27度、路面温度38度のドライコンディションで行われた。序盤はルカ・マリーニ(ムーニーVR46レーシング・チーム)がトップに立ち、2番手にマルク・マルケス、3番手にアレックス・リンス(チーム・スズキ・エクスター)が続く。

 セッション終盤の残り時間10分、ファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGP)がトップタイムを記録。しかし残り時間3分を切って、ホルヘ・マルティン(プリマ・プラマック・レーシング)が1分30秒205をマークし、クアルタラロのタイムを上回った。

 マルティンはトップでフリー走行3回目を終えた。2番手はミラー。最後に転倒を喫したが、その前に記録したタイムで2番手に浮上していた。クアルタラロは3番手で、4番手にはブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、5番手にはリンスが続いている。

 フリー走行3回目では、マルク・マルケスが10番手、アレイシ・エスパルガロ(アプリリア・レーシング)が12番手、フランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が17番手、だった。ただ、バニャイアはフリー走行2回目のタイムによってQ2へのダイレクト進出を決めている。一方、マルク・マルケスは3回のフリー走行で総合11番手、アレイシ・エスパルガロは14番手で、Q1からの予選となった。また、中上貴晶の代役として参戦する長島はセッション21番手、総合23番手だった。

 フリー走行4回目はザルコがトップ。2番手にはミラー、3番手にはベゼッチが続き、4番手はビンダー、5番手はマルティンだった。クアルタラロは7番手、バニャイアは13番手、アレイシ・エスパルガロは14番手。また、マルク・マルケスは12番手、長島は20番手でセッションを終えている。

■予選:ベゼッチが初ポール獲得
 予選Q1は気温30度、路面温度40度のドライコンディションで始まった。マルク・マルケスやアレイシ・エスパルガロ、長島などがQ1から予選に臨んだ。

 計測1周目でマルク・マルケスがトップに立つと、その後ピットイン。2番手にはアレイシ・エスパルガロがつけていたが、その後カル・クラッチロー(WithUヤマハRNF・MotoGPチーム)が2番手に浮上し、0.067秒差でアレイシ・エスパルガロが3番手に続く。

 残り時間が5分を切るころ、後半のアタックが始まった。まずアレイシ・エスパルガロがトップに浮上。序盤にトップタイムを記録したのち、いち早くピットに戻ったマルク・マルケスは、残り5分で再びコースイン。アレイシ・エスパルガロに続いて2番手となった直後、1分30秒038を叩き出して再びトップに立った。

 マルク・マルケスはこのタイムでQ2進出を決めた。また、終盤にタイムを更新したオリベイラが2番手で、Q1を突破している。アレイシ・エスパルガロは暫定トップタイムを記録したあとピットに戻り、3番手でQ1を終えた。アレイシ・エスパルガロとしては第4戦アメリカズGP以来、Q2進出を逃した。長島は12番手でQ1を終えている。

 続いて行われたQ2では、12台中7台がドゥカティとなった。前半はトップが何度も入れ替わり、マルティンが1分29秒893を記録してトップに浮上。2番手にチームメイトのザルコが続く。

 そんななか、前半は中盤の順位にいたバニャイアが残り時間3分を切ってトップに浮上。その後マルティンが1分29秒692を叩き出し、トップに立った。しかし、マルティンのタイムをさらに更新したのがベゼッチだった。ベゼッチはマルティンのタイムを0.021上回る、1分29秒671をマーク。マルティンも最後のラップでアタックを続けたがベゼッチのタイムに届かず、ルーキーのベゼッチが最高峰クラスで初のポールポジションを獲得した。なお、ベゼッチが記録したタイムは、これまでのオールタイムラップ・レコード、1分29秒719を更新するものだった。

 2番手はマルティン、バニャイアは3番手を獲得し、ドゥカティがフロントロウを独占。クアルタラロは4番手で、ドゥカティライダーに挟まれる形で2列目に並ぶことになった。5番手はザルコ、6番手はエネア・バスティアニーニ(グレシーニ・レーシングMotoGP)。予選のトップ6のうち5グリッドをドゥカティライダーが獲得している。

 Q1を突破したマルク・マルケスは8番手。3列目からの決勝レースとなった。

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