「周りは気にせず好きな道を進もう!」俳優・神尾楓珠さんから高校生のみんなへ

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2022年10月13日 00:11  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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今回のスタサプSPECIALインタビューは、神尾楓珠さんが登場!

学校が舞台のループ型ホラー映画「カラダ探し」で原作漫画には登場しないオリジナルキャラクター・清宮篤史を演じる神尾さん。

心が折れそうになってももう一度自分の力を信じて立ち上がる清宮たちの姿は、神尾さんの高校時代にも重なっているそうです。

失敗してもあきらめないエネルギー、自分の「好き」を信じる強さをもち続ける神尾さんが、目標に向かって頑張るみんなにエールを届けます!


神尾楓珠(かみお・ふうじゅ)

1999年1月21日生まれ、東京都出身。
2015年にドラマ「母さん、俺は大丈夫」で俳優デビュー。主な出演作は「兄に愛されすぎて困ってます」「うちの執事が言うことには」「私がモテてどうすんだ」ドラマ「3年A組ー今から皆さんは、人質ですー」「17才の帝国」「ナンバMG5」など。その後「彼女が好きなものは」「20歳のソウル」「恋は光」では主演を務めた。

中学時代の後悔と高校時代の決意

高校でサッカーをあきらめて「俳優」の道へ

オーディションを受けたのは、好きだったサッカーをやめたことがきっかけです。

サッカーが強い高校に入ったんですけど、1年で挫折してしまって。

サッカー部を退部して、サッカー以外にやりたいことは何だろうと考えたときに「そういえば芸能事務所にスカウトされたことがあったな」と思い出したんです。

もともと、芸能人とか俳優とかまったく興味はなくて、そのときの事務所名も全然覚えてないくらいだったんですけど、サッカーをあきらめた代わりに何かしたいな、と思って。

ほんとに軽い気持ちでオーディションを受けられるところを探して、今の事務所を受けました。


出典:スタディサプリ進路

「ほかの道があったのかも」中学時代の後悔

サッカーをあきらめたことで俳優となって、今もこうして続けていますけど、もっとさかのぼって、中学3年のときに戻れたら、俳優には絶対なってなかったと思います。

僕、中学2年のときに、勉強をめちゃくちゃ頑張ってたんですよ。

中学2年生は中だるみの時期だから成績が下がるって先生たちにいわれて、そうなるのが嫌だったので、めっちゃ勉強してました

そしたら、中学3年でガス欠になってしまって。

もう受験なんてどうでもいい、高校なんてどこでもいいってなってしまったんです。

あのとき、もうひと踏ん張りしていたら、もしかしたら違う人生だったかもしれないとは、思うことはありますね。

でも、俳優を始めてからは、ドラマや映画にどんどん興味が出てきて。

自分が演じる役がもつ感情を表現するのは大変ですが、それがこの仕事のおもしろさです。

また、同年代の俳優と共演するようになって、彼らの意識の高さを目の当たりにし「負けていられない」という思いも生まれ始めました。

今回の映画でも、共演の眞栄田郷敦さんの、ひとつひとつの課題に向き合う彼の姿勢をみて「簡単にできるもんじゃないな」と感じましたね。

文化祭ではめちゃくちゃ張り切るタイプ

俳優の仕事を始めたのは、高校2年生からです。

高校には芸能クラスもあって、そこでは芸能活動している生徒ばかりだったので、仕事を始めることに抵抗はありませんでした。

高校時代は、文化祭とか張り切ってやるタイプ

準備をめちゃくちゃ頑張って、当日に思い切り遊ぶ!

体育祭も楽しいけれど、どうしても個人競技だったりチームでも限られた人数だったりしちゃうから。

ひとつのことをクラス一丸でっていうのが、楽しくて好きでした。


出典:スタディサプリ進路

本当は何をしたいのか、進路に自問自答

進学か、俳優を続けるか、進路については悩みました。

高校での成績は良いほうだったので、周りの友達からも「絶対大学に行くんでしょ?」と期待されていて、先生からも「良い学校に行ってくれたら学校としてもうれしい」といわれてました。

僕も大学に行くつもりではあったんですけど、行きたいと思える大学がどうしてもみつからなくて

ドラマなどに出演することで受ける刺激も多く、俳優の仕事におもしろさを感じ始めていました。

ほかのみんながどこの大学に行くか決める時期に、僕はまだ、大学に進学するかしないかを悩んでいる状態。

最終的に、不安定な仕事ではあるけど、俳優としての人生に挑戦しようと決めました。

約束されていない道を進む決断

僕が良い大学に行けたなら、先生も学校もうれしいだろうし、期待されていることもわかっていました。

よい大学に行ければ、将来も約束されるかもしれない。

僕自身も、好きなことを続けたいと思う反面、期待にこたえたいという気持ちもありました。

でも、行きたい大学がみつからない。

一方俳優の仕事は、苦労することも難しいこともたくさんありますけど、あきらめやすい僕が、頑張ろうと思えているし、続けている

サッカーをあきらめて、次は俳優の仕事もやめてしまうのか?

期待にこたえるために大学に進学するのではなく、自分が今やっている「俳優」を突き詰めていこう

そう決意するまで、けっこう悩みましたね。


出典:スタディサプリ進路

映画「カラダ探し」あきらめない6人の姿をみてほしい

リアルなお化けは苦手

今回の映画「カラダ探し」では、原作には登場しないオリジナルキャラクターの役です。

僕が読んだのは漫画のほうでしたけど、映像じゃないのにこれだけゾッとさせられることに驚きました。

そんなすごい物語の映画に出演できることは、うれしいですね。

怖い話は好きなんです。

中学生のときは「本当にあった怖い話」などが好きで見ていたくらい。

今回の役ではホラーシーンでもクールにキメてましたけど、実際僕はビビっても顔に出ないタイプ

でも、お化け屋敷はダメ。

画面越しだったら大丈夫ですけど、実際にお化けが出て来るのはダメなんです。

なので撮影中は、「赤い人」がめちゃくちゃ怖かったです(笑)。

最後まであきらめないで戦い続ける6人

この映画はただ怖いだけのホラーではなくて、弱い自分に立ち向かって仲間と一緒に成長していく、6人のクラスメイトの姿が描かれています。

僕、けっこうあきらめが早かったりしたんです。

中学のときも高校のときも、「もうできないからやらない」ってなってしまう。

でも、この6人はそうじゃなくて。

最悪の状態にあきらめてしまうんじゃなくて、どうやったら自分と仲間が助かるのか、このループを止めることができるのかを、最初はバラバラだった6人がひとつになって考え、絆を深めていきます。

最後まであきらめないで戦い続ける姿を、高校生のみんなにも見てもらいたいですね。


出典:スタディサプリ進路

作品を通して「あきらめない強さ」を伝えたい

映画の中では、壮絶な殺され方を何度も繰り返すんですが、その演技が大変というよりも、楽しみのほうが大きかったです。

だって、そんな死に方ってなかなかないじゃないですか(笑)。

今回しかできない経験ができました。

もう、何度も殺されるので「これ、何日めだっけ?」ってこんがらかっていましたね。

そのうち、「今回はこんな感じで死ぬのか」「今度はどういう死に方なのかな」って死に慣れてきたりして。

でも、死に慣れるっていうのは良い傾向なんじゃないかなって思いました。

死を恐れたら、怖くて何もできなくなっちゃう。

6人は、何度も死んで何度も生き返ることによって、絶望に向き合う強さを身につけていきます

何度も挑戦できる。何回だってやりなおすことができる

あきらめない強さを、伝えられたらと思います。


出典:スタディサプリ進路

※(c)2022「カラダ探し」製作委員会

周りの声なんて気にするな!高校生へのメッセージ

楽しいと思った自分の気持ちを信じて

保護者や先生の期待にこたえたいって思ってしまうのは、理解できます。

僕がそうでしたから。

でも、周りの言いなりになっていたら、自分の好きなことなんてできなくなってしまう。

だから、気にしない!

自分がやりたいこと、進みたい道を信じて前進するのが良いと思います。

今、好きなことがない、やりたいことがないっていう人も、今はみつからないっていうだけ。

生きていれば、きっとみつかるんじゃないかな

楽しいことがみつかってやってみたら、それが好きなことになるかもしれない。

自分の気持ちを信じて、自分が思う道を行こう!



出典:スタディサプリ進路

進路のことを考えるとき、周りの期待にこたえたいと思ってしまった経験はないかな?(スタサプ編集部SENは超あるタイプ!)

「期待にこたえたいモード」になったときは、まずみんな自身が何をやりたいのか、何が好きなのかを最優先に考えてみて。

そうすれば、きっと道は開けるはず!

from 『カラダ探し』の試写会後、背後が気になるようになったスタサプ編集部SEN(原作も読破済み)より
映画『カラダ探し』


出典:スタディサプリ進路

※(c)2022「カラダ探し」製作委員会


公開:2022年10月14日(金)
監督:羽住英一郎
出演:橋本環奈、眞栄田郷敦、山本舞香、神尾楓珠、醍醐虎汰朗、横田真悠
主題歌:Ado「行方知れず」
(c)2022「カラダ探し」製作委員会

「私のカラダ、探して」
深夜0時の学校、女子高生の森崎明日香と幼馴染の高広、普段は接点のないクラスメイト6人の前に、全身が血で染まった少女「赤い人」が現れ、次々と惨殺していく。その日から6人は同じ日を繰り返すことになり、そのループを抜け出す唯一の方法は、とある少女のバラバラにされたカラダをすべてみつけ出すことだった。
「死んでも死んでも、殺される」超刺激的ループ型ホラー。

公式サイト https://wwws.warnerbros.co.jp/karadasagashijp/
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Text・Edit/ Yukiko Sakuraba
Photograph/ Atsuko Numajiri
Hair&Makeup / 菅井彩佳
Styling/ 杉本学子
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