ブラジル1部のパルメイラスに所属するU−17ブラジル代表FWエンドリックの獲得にレアル・マドリードが関心を示しているようだ。25日、スペイン紙『マルカ』が報じている。
2006年生まれで現在16歳のエンドリックは、パルメイラスの下部組織出身で今年7月にプロ契約を締結。今年10月にトップチームデビューを果たすと、ここまでリーグ戦では4試合に出場し、2アシストを記録している。また、U−17ブラジル代表にも選出され、通算4試合で5ゴール1アシストを記録しており、ビッグクラブから注目を集める存在となっている。
報道によると、エンドリックにはすでにカタールのチームから2000万ユーロ(約29億円)のオファーが届いたようだが、パルメイラスとしては少なくとも3500万〜4000万ユーロ(約51〜59億円)程度の移籍金を要求しているようで、このオファーは拒否したことが伝えられている。
そして、エンドリックには欧州の複数のクラブからスカウトなどが集まっていることも明らかになっており、最初に接触したのはバルセロナだったという。それでも、オファーなどは提示されておらず、実際に獲得に向けて動いていないようだ。
そのほか、パリ・サンジェルマンも関心を示しているようだが、現時点で最も獲得に近づいているのはレアル・マドリードだという。すでに同クラブのコーチがサンパウロを訪れており、現地で同選手の出場する試合を確認している模様で、合意はまだないものの、獲得に近づいていることが報じられている。
18歳になる2024年7月までヨーロッパへと移籍することはできないエンドリックだが、争奪戦となっている同選手の去就には今後も注目が集まりそうだ。