「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門 第3回 日本人はなぜミュシャが好き?

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2022年11月04日 16:02  マイナビニュース

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「ムンクの『叫び』は何を叫んでいるの?」「ミレーの『落穂拾い』はなんで落ちた穂を拾っているの?」など名画の気になる疑問を山田五郎氏が愉快に解説!



YouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」を書籍化し、発売後すぐに重版となった『「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門』(宝島社刊)より、知れば楽しくなる名画について紹介します。



全3回の連載、最終回はアルフォンス・ミュシャの名画より、「JOB社煙草のポスター」です。

○日本の影響で生まれた様式



ミュシャに代表されるアール・ヌーヴォーとは新しい芸術の意で、美術商サミュエル・ビングの店の名に由来。彼は『芸術の日本』誌を発行し、パリにジャポニスム・ブームを巻き起こした仕掛け人でもありました。



つまり、平面的で曲線的で装飾的で動植物文様を多用するアール・ヌーヴォーは、もろに日本美術の影響を受けているのです。日本人がミュシャの絵を好むのも当然でしょう。


○相思相愛の好循環

彼の作品は早くも明治時代には日本に入って大ブームになり、丸パクりしたデザインまで登場。その影響は1970年代の少女漫画から今日のアニメにまで及び、それがまた欧米の作家を刺激する好循環が続いています。


○『「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門』(宝島社刊)


「ムンクの『叫び』は何を叫んでいるの?」「ミレーの『落穂拾い』はなんで落ちた穂を拾っているの?」など名画の気になる疑問を山田五郎氏が愉快に解説。



面白くて教養もつくと大人気(登録者数45.7万人超 2022年10月現在)のYouTubeチャンネル「山田五郎 オトナの教養講座」待望の書籍化です。



人物相関図&年表付で、各画家を時系列でまとめてあるので西洋絵画史の流れがわかりやすく、動画とも連動。西洋絵画初心者からファンまで幅広く楽しめる一冊です。


著者:山田五郎

発売日:2022年8月31日

価格:1,760円(税込)

判型:A5判 / ページ数:192P / ISBN:978-4-299-03254-6

宝島社『「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門』

Amazon.co.jp『「山田五郎 オトナの教養講座」 世界一やばい西洋絵画の見方入門』


山田五郎 やまだごろう 1958年、東京都生まれ。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学に1年間遊学し、西洋美術史を学ぶ。卒業後、講談社に入社。『Hot-Dog PRESS』編集長、総合編纂局担当部長などを経てフリーに。現在は時計、西洋美術、街づくりなど、幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。著書に『知識ゼロからの西洋絵画入門』『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの西洋絵画 困った巨匠たち対決』『知識ゼロからの近代絵画入門』(すべて幻冬舎)、『ヘンタイ美術館』(ダイヤモンド社)、『へんな西洋絵画』(講談社)、『闇の西洋絵画史』(全10巻、創元社)など。TV『出没!アド街ック天国』(テレビ東京)、『ぶらぶら美術・博物館』(BS日テレ)などにレギュラー出演中。ラジオ『山田五郎と中川翔子の「リミックスZ」』(JFN)などにレギュラー出演中。 この著者の記事一覧はこちら(山田五郎)
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