なにわ男子 藤原丈一郎がもたらす大きな安心感 大橋和也&西畑大吾とともにグループ先導する姿に表れる覚悟

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2022年11月25日 06:01  リアルサウンド

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なにわ男子

 デビュー1周年を迎え、なにわ男子はまさに絶好調だ。先日発売された3枚目のシングル『ハッピーサプライズ』は初週51万枚を売り上げ、11月28日付のオリコン週間シングルランキングで他を大きく引き離し1位を記録した。また、発売に先立ってYouTubeにて公開されたMV(YouTube ver.)は、600万回に迫る再生回数を記録している。そして、シングル発売日である11月16日には、大みそか恒例の『第73回NHK紅白歌合戦』に初出場することも発表された。


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 11月12日にYouTube上で行われた1周年を記念した生配信では、横浜アリーナからオープンバスで移動しながらトークを展開し、1年前にデビューイベントを行った羽田空港を臨む特設ステージで生パフォーマンスを行うという、盛りだくさんの内容となった。元々トークもパフォーマンスも安定感のあった彼らだが、1年の成長の証として、1時間余りの生配信を難なくこなし、改めてアイドルとしての地力の高さを示した。


 後日公開された動画では、そんな生配信の舞台裏が明かされたが、中でもグループの最年長、藤原丈一郎の立ち振る舞いが非常に印象的だった。配信の準備中には年下メンバーの気持ちをほぐすように話しかけ、デビュー曲である「初心LOVE」の披露直前ではメンバー全員に対して「笑顔で」と声をかける場面も。また、パフォーマンスの開始前と終了後には、現場スタッフに対する感謝や意気込みを先頭に立って語るなど、随所に藤原のさまざまな配慮が見られた。動画のコメント欄にも、藤原のこうした行動に感心するファンの声が多く寄せられていた。


 なにわ男子の中で藤原は、最年長らしく何事も率先して先頭に立って引っ張る場面が多く見られる。一方、グループのリーダーである大橋和也は、要所で強い存在感を示すように、どちらかというとどっしりと構えるタイプ。さらには、安定感あるMCなどをこなし、センターとして文字通り中心となってまとめる西畑大吾もいる。なにわ男子は、そんな藤原、大橋、西畑という90年代生まれの3人が、それぞれのスタイルでグループを牽引している。その中で藤原は、先頭に立ちながら、自分がケアできる範囲はくまなく配慮し、皆が安心して仕事を果たせるようにする役目を担っている。


 藤原と大橋は、「丈橋」というコンビ名でファンの間でも知られているように、なにわ男子結成以前より、通称「Funky8」と呼ばれた同じユニットのメンバーとして中山優馬のバックを務めるなど、2人での活動歴も長い。また藤原と西畑は、これもグループ結成以前の2017年に公開された映画『関西ジャニーズJr.のお笑いスター誕生!』で若手漫才コンビの役を演じた際に仲が深まったと言われている。劇中の漫才コンビ名「エンドレス」は、今も藤原と西畑の2人を指す愛称として親しまれている。


 藤原がジャニーズ事務所に入所したのは2004年、8歳になる年だ。なにわ男子として2021年にデビューするまで、実に17年の年月を要している。長い下積みを経て、大橋や西畑を始め、多くの仲間と切磋琢磨する中で得たチャンスが、なにわ男子の結成だ。特に結束の固い関西ジャニーズJr.の中にあって、組織を横断する形でなにわ男子のメンバーとして選抜されたことで、藤原、大橋、西畑は、それぞれが年長者としてグループを成功させるための強い覚悟を持ったはずだ。藤原が見せるさまざまな配慮は、得たチャンスを確実に結果に結びつけたい、そのための努力は惜しまないという、覚悟の表れなのではないだろうか。そしてその藤原の姿勢は、なにわ男子というグループを今日の成功に導いた大きな要因の一つとも言えるだろう。


 今回の生配信の裏で垣間見えた藤原の姿は、今のなにわ男子にとって、もはや当然のようなものかもしれない。しかしその献身的な態度は、メンバーにとって、スタッフにとって、そしてファンにとって、大きな安心感をもたらしているように見える。その安心感は、藤原の根底にある、なにわ男子に対する強い覚悟の賜物であるだろう。(ジャニヲタおじさん)


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